無垢の板にマジックで落書きしちゃった時の対処方法!
プルプルプル〜、プルプルプル〜(電話の着信音)
『中尾さ〜ん、うちのダイニングテーブル、油性のマジックで書かれちゃったんです〜』
結構こんな時ってあるんですよね(笑)
まー、子供にとっては家のありとあらゆる所が、遊びの道具になりますからね。
無垢の高級なテーブルだからと言って、ガードするのもなんでしょうし、かと言ってカリカリお説教するのもなんでしょう・・・
そんな時、私達がどうするかって言うと。。
今回は中尾建築工房で葉山に家を建てたオーナー様からご連絡を頂きました。
この画像、すでに私が消す作業に取り掛かってから撮影をしたので、半分くらいは落ちている状態。
なのでもっと酷い状態だったと思って下さい。
この板、桜の高級品だと言う事を知っていたので、私も思わず焦っちゃった(笑)
すでに奥様がオリーブオイルかなにかでやってはみたものの、やっぱり落ちない・・
そこで私の出動要請になったのだと思います。
こんな時、私の場合は自然塗料のシンナー的役割を果たすモノを使ってマジックを落とします。
私が取り扱っている自然塗料のシンナー的役割を果たすモノの中に、2つのモノがありまーす。
オレンジオイル
バルサムテレピンオイル
この2つが使えるのですが、オレンジオイルは私の場合使いません。
なぜならみかんの腐った匂いがするし、落ちると言えば落ちるけど、匂いもまんま残ってしまいます。
なのでオレンジオイルはそもそも存在していない事にしています(笑)
そしてもうひとつのバルサムテレピンオイルは、結構役に立ちますので、中尾建築工房にも常時置く様にしているんですね。
使い方としては、ダスターやらボロ切れで構いませんので、バルサムテレピンオイルを布に含ませて、ゴシゴシと無垢のテーブルを擦っていきます。
そしてある程度落ちたら、またバルサムテレピンオイルを含ませて、またまたひたすら擦ります。
これを数回繰り返すと〜
はい、元通りの無垢板に戻りました〜♪
今回の桜の無垢板テーブルは、元々が無塗装だった様なので、このまんまバルサムテレピンオイルが乾燥するのを待てばOKです。
これがもしもクリアオイルなどで濡れ色塗装している場合なら、テーブル全体を一度バルサムテレピンオイルを馴染ませて、乾燥させます。
そして全体的に乾燥した状態になりましたら、グロスクリアオイル等の塗料を染みこませるだけでOK!!
割りと簡単でしょ?
とまぁ、無垢板にマジックで落書きしちゃった〜って言っても、なんとかなるっちゃ〜、なんとかなるよ(笑)
これらの塗料はインターネットでも中尾建築工房でも販売しています。
どこでもお好きな所で、用意しておくのもありかもしれませんね!
緊急出動でしたけど、良い仕事させて頂きましたー☆