富山県国産木製窓の製作会社|キマドさん訪問
前回の出張から私の頭の中身には、木製窓の事をとっても重視していました。
なぜなら木製窓は、地元業者で造るには限界があると言う事。
ドリームハウスなどのテレビ番組では、サッシ業者さんが木製枠にガラスをはめ込むまではしてくれる。
けれども雨仕舞いはさほど良いとも思えない。
さらに多くの場合、造作で造った窓はガラス自体がシングルガラスだったりする。
つまり、高いお金を出して製作した窓にもかかわらず、見た目良くても寒い家になりやすいと言う事。
また、多くの場合は敷居部分に問題があって、開閉にも支障が出てしまう。
私の理想する木製窓は、中尾建築工房で採用している窓ガラスと同等の性能が必要となる。
それが快適性を向上させているからなのです。
と言う事で、愛知県のチリウヒーターさんから教えて貰った富山の木製窓を見に行く事にしたのです。
羽田から富山までは、全日空便で1時間程度で到着。
車だと5時間位掛かるのに、飛行機ってとっても便利ですね!
富山のきときと空港に到着して、レンタカーを借りてキマドさんを目指します。
本社に到着すると、しばらくミーティングルームでの待ち時間がありました。
この本社、工場と隣接した建屋なのですが、まだ出来て10年ほどの様です。
少しびっくりしたのが、この建物は全然寒くありません。
工場も同じく、全然寒くありません。
さすが窓の会社であるキマドさんは、10年以上も前からゼロエネルギーハウスに向けて、本社も工場も建てていたのですね。
これには私もビックリしてしまいました。
しばらくしてからスタッフの方に対応して頂きまして、私からの質疑等を差し上げました。
私が持っていた木製窓への難色を示していた部分。
これは、その説明のおかげで、払拭される事にもなりました。
私がイメージしている大開口窓に関しては、良いも悪いも認識出来たしね。
モノ自体は良いモノ。
けど、一つ間違えてしまうと、意匠性に問題が出そうとも言える。
木製窓を使う家の場合は、プランニングから要検討するのが間違いないみたいですね。
そしてじっくりと説明を聞きつつ、ショールームにある窓の説明も受けました。
これは観音開きになる木製の比較的小さい窓。
一見は普通に木製窓に見えるのですが、なにか「?」となる部分がお分かりになるでしょうか?
実は開いた扉側を見ると、分かりやすいです。
窓枠の外側。
窓枠の内側。
両方に窓が付いているのです。
そして内側の窓を開けると、連動して外側の窓も開く。
それぞれの窓はペアガラスなのですが、外と内の窓を併せる事で4重ガラスになってしまうのです!
こんなん、普通に開閉が出来るのかと思いきや。。
なんとも発想がよろしいかと思います。
ここなら、私が実現したいと思っている大開口窓がペアガラスでも充分造れるノウハウがある!
やっぱりカタログだけではなくてね。
実物を見るのが一番ですね。
明日のブログは、工場の様子をアップしたいと思います!
やっぱ世の中には、カッ飛んだ事をやってしまう社長さんって居るんだよね〜(笑)