大工が教える失敗しない包丁砥ぎのコツ
つい先日、中尾建築工房で家を建てたオーナー様が事務所に訪れてくれました。
私の誕生日プレゼントを頂いたのと。
包丁研ぎのレッスン(笑)
でもねー
あのねー
俺は包丁砥ぎ師じゃないからね!
私の場合、元々が現場で作業をする大工さんでした。
大工さんは、刃物を扱う職人。
主に鑿(のみ)や鉋(かんな)を現場で使います。
これが鉋と鑿ですね。
中尾建築工房の近所にあるフジショップさんの刃物シリーズでございます!
私が修行中の頃、刃物に関しては。
使う前に研ぐ。
使い終わった後に研ぐ。
こんな事を言われていたので。
とにかく刃物は、全てきっちりと切れる状態にしておりました。
刃物の中でも鉋に関しては。
相当気合を入れて、研ぎと削りを行っていましたので。
まぁ、包丁を研ぐのは。
割と簡単だったりします。
で。
ポイントとなるのは、研ぎ方も大事なのですが。
私は砥石のセレクトを、重要視された方がよろしいかと思います。
その理由はスバリ!
砥石が変形しない。
これなんです。
そして、仕上げる時間の短縮も出来て。
めちゃんこ、包丁が切れるっ!
と言う流れが出来るからなんですね。
魚屋さんなどで見かけると、赤いレンガ色の砥石を使って。
リズム良く、包丁を研いでる所を見かけたりするのだけど。
私は研ぎに関して言えば、スピードは全く要らないと思ってる。
むしろ、確実に刃を付ける為に、ゆっくりと研ぐ。
慣れてる方ならそれで良いけど、大抵リズム良く研いでしまっていると。
画像の右側の様にね。
悪い例みたいに砥石が変形するんです。
砥石がここまで反った形になってしまうと。
鉋でも鑿でも包丁でも。
まともに刃が付く事はありません。
だから、包丁を自分で研ぎたい!
と思うのであれば。
悪い例の様になりやすいレンガ色の砥石は選ばない方が良いですね。
使う前には、水には20〜30分は浸けないと使えないし。
砥石自体が柔らかいから、、減りも早かったりするのよね。
な・の・で・
私としては、ダイヤモンドの砥石をお勧めしたいと思います!
ダイヤは硬いし、減らないし。
砥石自体は価格も高いですけど。
その分、最短のスピードで刃物を研ぐ事が可能です。
これがダイヤモンドの砥石ですね。
今時の包丁はステンレスが多いと思うので。
これ一つあったら、充分です!
刃が欠けてさえしなければ。
1分も掛からないで、包丁は研ぎ終わりますからね!
と言う事で、失敗しない包丁研ぎのコツは。
砥石選びにあるのであーるっ!!
なんだと思います!
今度、研ぎの動画でもUPしてみますかねー