清澄白河 作業所リノベーションプロジェクト現地視察☆
今日は午前中から都内に移動しまして。
都内江東区は清澄白河!
今、まさに人気のある清澄白河にある作業所を。
店舗にされると言う依頼がありまして、現地の視察に行って来ました!
清澄白河と言えば、ブルーボトルコーヒーの一号店がオープンした場所として有名ですよね。
ブルーボトルコーヒー以外にも、清澄白河にはカフェが多いのですが。
ほとんどのカフェが元倉庫だったり。
作業所だったり。
大型アパートをリメイクして、リノベーションしてるお店もあったりします。
これ、清澄白河の歴史に繫がるのですが。
おそらく 物流の拠点だったんでしょうね。
だから倉庫もあるし、河もありますし、そこで働く方々の住まいがあったのでしょう。
木場も近いですしね。
そんな清澄白河のリノベーションする建物、元々の用途はなんであったのだろうか?
建築家の職業としては、まずその辺りが気になります。
何故なら、建物(マジメな言い方すると建築物)は 建築基準法と言う法の縛りがあります。
例えば建物が居住用や文教用、医療福祉用、商業用、工場用などなど。
それぞれ利用する用途が決まっておりまして。
その用途により、建築基準法の縛りが変わります。
つまり用途の変更が、建築基準法に違反してはいないだろうか?
そんな部分を確認する為、現地に行く前に。
江東区役所は、都市整備部 建築課に立ち寄る事にしました。
早速、物件の建築計画概要書を取りまして。
なるほど、作業所住宅として確認申請が出されておりました。
今回は作業所とカフェの併設を計画されておりますので。 新たに作業所として使う分には問題ありません。
またカフェ部分においては。
延べ床面積が100平米以内なので、法的には用途の変更は必要ありません。
強いて言えば、消防法くらいのモノですかね。
ただ、建築計画概要書を見る限り。
あれ、今の建物が大きくってる(笑)
物件情報を見る限り、述べ面積は90.72平米だけど。。
建築計画概要書を見る限り、54平米。。
後から、エイヤーと。
増築しちゃったのかな。。
私が目検討で図った寸法とも、違ってる。。
昔の建築士、羨ましいですねぇ。。
こんなんで建っちゃうんですから。
そして建築計画概要書を見る限り。。
用途地域は近隣商業地域で準防火だから。
フロントサッシは防火シャッターか。。
もしくは網入りガラスになるはずだけど。。
あれれ・・
全くの透明ガラス。。
ん〜、昔の施工業者さんは、やりよりますなぁ(笑)
これでは危ないですし。
おそらく店舗のフロントには、木製の建具を選びたいでしょうし。
シャッターで防火を取った方が安全ですね。
現段階では、賃貸借契約が終わったばかりなので。
どんな風にして行くか? を、これから決めて行くのですが。
んー、なんとなーくですが。。
1時間ちょいのヒアリングをさせて頂いた上では。 古材建具を再生したり。
足場板などを利用して、アンティークに仕上げたり。
一見、古さばかりが見えるのだけど。。
清潔感はある!
そんなリノベーションになりそうです。
で。
つい先日、施工エリアを拡大した中尾建築工房ですが。
その範囲に含まれない清澄白河なのですが。
今回の清澄白河 作業所&カフェへのリノベーションは、中尾建築工房で10年ほど前に家を建てたOBオーナー様からのご依頼です。
しかも新たに会社を興されて、社長になられておられました!
おめでとうございます!!
はい、断われるはずがありません(笑)
むしろ、リピートして頂けるのは名誉な事だと思っています。
やっぱり、頑張り屋さんのオーナー様なので。
店舗を構えられる所まで来られたのは、さすがだなぁと思います。
私も独立したばかりの頃は、本当に大変でした。。
死ぬかと思いましたが、今思えば。
あの頃の頑張りがあったからこその。
今の中尾建築工房があります。
だから、これから頑張っていくオーナー社長を是非とも応援させて頂きます!
と言う事で。
清澄白河 作業所リノベーションプロジェクト現地視察☆
久しぶりに、元大工の知見を発揮させて頂きたいと思いましたー☆