清澄白河 店舗リノベーション計画案
つい先日、平日にも関わらず。
都内の清澄白河にある、店舗リノベーション打ち合わせを行わせて頂きました。
クライアント様は、中尾建築工房で10年ほど前に家を建てたOBオーナー様です。
私は現役大工の頃から、割と店舗の依頼を友人から請ける事が多かったです。
あの頃は、設計図書無し。
とにかく予算に収めて欲しい。
それが当たり前した。
実際に現場で叩く(作業する)私が居て、クライアントの友人に説明しながら現場での造作。
予算の兼ね合いもあるから、本当は木の丸太梁を使いたけど・・・
そこは黒竹でごまかしたり(笑)
腰板を貼りたいけど。。
製品化された羽目板は買えないので。
角材を製材する際に出る、ビンタ(半円ぽい表面の木)の皮をはがして。
それを貼って、山小屋風にしてみるなど。
材料が早々買えない依頼もあったりしました。
大工としての道具を置いて(止めて)かれこれ13年。
体は使わなくなりましたが、培った知識はしっかりと残っています。
それだけに、打ち合わせのスピードも。
結構、早かったりします。
設計事務所で設計をして、施工を請け負う工務店の監督がいて。
そんな感じだったりすると。。
それは次回、現場の大工さんに聞いてみてからでないと。。
と、なったりします。
でも私の場合だと、こことここの材はこうする事で成立する。
それがその場で言えてしまうので、時間の節約にはなるかと思います。
取り急ぎ、初回設計打ち合わせは概ねOK。
あとは什器のサイズを確認して頂ければ、Go!!となります。
店舗を作るとして、一番力を入れたい所と言えば。
まぁ、間違いなくフロントになります。
そのフロント、木製で建具を制作すれば。
当然ながら、価格はお高くなります。
その木製も。
選ぶ木材によって、お値段は比較的ローコストから。
ハイコストまで、様々。
例えばこれを見る限り、テントで雨掛かりの無い場所なら。
色の変色はありませんが。
雨の跳ね返りがある部分は、すでに白く塗装が抜けております。
だいたい外気に接する木製の建具は、下から痛むのが一般的。
制作する料金的には、どの木材でもさほど大差は無い。
安い木材を選べば、ちょこちょこメンテに追われるのは。
目に見えております。
さらに清澄白河の店舗は、テントも出せない道路がほぼほぼギリギリ・・
なので、雨や風の影響を思いっきり受ける形になります。
そこで私が思ったのは。
木材コレクターである、私の秘蔵品。
ウォルナットの建具材でございます!
私の竿が写っているのは、気にしないで下さいね(笑)
しかも。
正真正銘、本物の無垢!
でございます(笑)
清澄白河の店舗リノベーション計画は、中尾建築工房で家を建てたOBオーナー様になりますから。
それなら、私の秘蔵品出しちゃう?!
えぇ、2018年になっても。。
たいして、やる事する事は変わらないんですねぇ(笑)
と言う事で、清澄白河の店舗リノベーション計画案。
思いっきり、割り切って。
かっちょえー、フロントを制作させて頂きます!