横須賀市に新築一戸建てを建てるなら自然素材の家がおすすめな事例
横須賀市に新築一戸建ての家を建てるなら、三浦半島の風土に合う家を選びませんか?
地元横須賀で現場の大工を経験した、中尾建築工房がおすすめするのは自然素材の家です。
横須賀市は三浦半島にあり、東も西にも海に囲まれている立地です。
そんな場所に建売住宅やハウスメーカーの様な家を建てる場合、湿気やカビに悩まされる事になり兼ねません。
それならしっかりと三浦半島の湿気対策を行った、心地よい暮らしの出来る自然素材の家を建てる方法があります。
横須賀市に新築一戸建てを建てるなら自然素材の家がおすすめな事例 緑に囲まれた家
それでは、ご紹介をして行きましょう。
Contents
1.現地は宅地造成工事の範囲外の残地でした
土地探しを始めて、この地を見つけたのは2012年の6月でした。
この場所は大規模な開発行為を行って、造成工事を行われた場所になります。
ただしこの物件は、その開発行為の中には含まれていない土地。
なぜ、開発に含まれない土地があるのでしょうか。
都市計画法29条では開発行為を行う上での、許可について詳しく決め事があります。
ある一定以上の面積で分譲地を造る場合には、下記の項目を計画する必要があります。
- 道路
- 調整池
- 公園
- 下水道施設
- 水道施設
- 消火栓
- 防火水槽
- ごみ集積所
ただしこれらの計画をした場合、分譲会社は収益に結びつかないケースがあります。
その為に開発逃れと称して、面積を超えない範囲に設定する事があります。
その際に生まれるのが、残地や空地と言う土地になります。
土地はあるけど、そこは特に利用を考えていない。
その残地が今回、購入を検討する事になった土地なのです。
子供達には緑が溢れる場所で、生活をしてもらいたい。
見たところでは、急傾斜危険崩壊区域の申請が手こずりそうでしたが、過去の経験からなんとかなりそうなので、こちらの土地を購入して頂きました。
2. 横須賀市に建つ緑に囲まれた家にようこそ
■外観の特徴
- アスファルトシングルの屋根
- 木製のウッドデッキ
- シンプルな片流れと切妻屋根の組み合わせ
外観はナチュラルな色合いをお好みでした。
そのためアスファルトシングルの屋根を葺き、造り付けのバルコニーではなく木製のウッドデッキを製作しています。
そして片流れの屋根に対して、切妻屋根も取り入れた複合の屋根形状です。
この屋根形状には、ちょっとした理由があります。
土地が旗竿敷地なので、少し離れた場所から撮影を行っています。
3.家相を取り入れた間取り
■家相の特徴
- 方位盤は45度を採用
- 信頼した家相学の先生をパートナーに
実はこちらの家には、家相を考えた間取りとなっています。
家相を間取りに取り入れる場合、家の中心や北の方位から方位盤を設定します。
この方位盤は45度の方位盤もありますが、中には30度60度の組み合わせをする方位盤もあります。
どちらが正しく、どちらが間違いと言う事は無いと思いますが、家相を検討する際には家相を見てくれる鑑定の先生の意見に限ると思います。
ご自身が家相を見てもらいたい方が、どちらの方位盤を採用をするかで決まると思った方が良いでしょう。
私たちの経験の中では、45度の方位盤で検討している方が多いと思います。
家相を取り入れた家では、欠けや凹みを無くす事は大前提ですが、中には屋根の形も指定される場合もあります。
緑に囲まれた家の家相では、屋根の形は問題ないとの事でした。
中には片流れの屋根は、NGと言われる先生も居らっしゃいます。
切妻屋根が良しとされる傾向が多いのですが、切妻と片流れを複合させた屋根でも問題無いとの事でした。
いずれにしても家相の書籍やネットの情報を見ていても、家相を見る方によって解析は変わりますし、捉え方も違います。
またあまりにも家相にこだわり過ぎた場合は、間取りがぎこちなくなってしまうケースもあります。
私がお勧めをしたいのは、まずは信頼できる家相の先生にお願いをする事。
ガスコンロの位置や浄化槽の位置を確認してもらったり、給湯器や排水管の場所なども見ていただいた方が良いかもしれません。
緑に囲まれた家は、家相を取り入れた満足して頂ける間取りとなりました。
4.玄関へどうぞ
■玄関の特徴
- テラコッタの風合いのタイル仕上げ
- パイン材のフローリング
- 奥様セレクトの飾り棚が印象的
緑に囲まれた家の志向は、どちらかと言えばナチュラル志向だと思います。
ナチュラル志向の場合、キーワードとなるのはこんな感じでは無いでしょうか。
- テラコッタ
- 塗り壁
- 無垢材
- 洋風瓦
- 木製ドア
これらはナチュラル志向の家では多い傾向だと思います。
その流れで玄関のタイルには、テラコッタの風合いがあるタイルを貼って仕上げています。
そして中尾建築工房ではあまり採用していない、パイン材のフローリングがちらりと見えています。
とにかく価格を安くするなら、中国などから入ってくるフローリングもあります。
ただしクオリティを考えると、安心してお勧め出来る材料ではありません。
ですからただのパイン材のフローリングではなく、ヨーロッパのパインフローリングを採用させて頂きました。
安心安全なヨーロッパのパイン材は、柔らかみもありご家族にも好評です。
真っ白な塗り壁には、奥様セレクトの飾り棚もあります。
ウェルカムボードを飾れば、シンプルな家に個性が現れます。
5.リビングにご案内します
■リビングの特徴
- オールパインフローリングが圧巻
- 大きな梁を露出させた天井
- 外にはデッキに出れる窓が3箇所も
玄関ホールから木製のドアを開けると、そこに広がるのはオールパインのフローリングが貼られたリビングです。
天井には大きな梁を露出させた、表し仕上げになりました。
緑に囲まれた家は1Fリビング。
そのリビングからウッドデッキへと出れる窓は、全部で3箇所もあります。
自然な環境に自然素材のウッドデッキ。
自然と自然が融合すれば、それは森と同じ事になってしまいます。
こまめな草刈りなどは、家に虫を寄せ付けない為にも必須事項になります。
6.リビング併設の小上がり
■小上がりの特徴
- 引き出す収納は必須の収納
- 掘り下げた勉強机
- たくさんしまえる本棚
小上がりには琉球の畳を敷いてあり、クローゼットなども装備されています。
そこには床を上げた分だけ、引き出す収納を設けています。
掘り下げて造作をした勉強机もありますし、本棚なども揃っています。
これらの収納をプロにお任せと言う方も居ますし、これくらいはご自身で造ってしまうと言う方も居ます。
この時に気をつけるポイントは、見合った素材を使う事。
あまりちぐはぐな素材で造作した場合、頑張った割には見た目に統一感が出ないデメリットがあります。
プロに相談しながら、自分で造るなら造ってみる。
これが一番大事な事かもしれませんね。
7. マクロビオティック教室を開催するキッチン
■キッチンの特徴
- アイランドと壁面を組み合わせたⅡ型のキッチン
- 教室の際には生徒さんが囲めるアイランド
- キッチン周りも全てパインのフローリング
実は奥様がマクロビオティックの先生です。
私も何度か頂いた事がありますが、とてもお料理が上手な奥様です。
それはそうですよね、なんと言ってもマクロビオティックの教室を開催されるくらいです。
マクロビに限らず料理教室を主催される場合は、II型のキッチンはとても効率が良いと思います。
アイランド側で生徒さんを囲みながら、全ての動作を見せる事が可能です。
教える側も、教わる側も、どちらも見やすく、コミニケーションが取りやすいと思います。
さらにフローリングはリビングダイニングと繋がるパインのフローリング。
きっと教室に参加された方は、この家に憧れを抱いてしまうかもしれません。
8.シンプルなトイレは標準タイプのウォシュレット
トイレは普通の標準タイプのウォシュレットです。
ただし小物となるタオル掛けやペーパーホルダーは、奥様セレクトのアイテムです。
これらのアイテムが決まっているのであれば、現場で立会いをして下地などの位置を確認します。
そして取り付けるので、気に入ったアイテムがあるならほとんど取り付け可能です。
この他にもロートアイアンやステンレスで製作された、ペーパーホルダーやタオルリングなども人気があります。
9.洗面室も拝見させて頂きましょう
■子供部屋とネイルサロンの特徴
- 標準タイプのオリジナル洗面化粧台
- テラコッタ風のシート貼り床
- ドイツ漆喰の調湿効果が本領を発揮します
洗面化粧台には、オリジナルの洗面化粧台を選ばれています。
収納力は引き出しタイプのメーカー品に比べて、やはり落ちてしまいます。
あまりモノを詰め込まなくても、問題の無い方にお勧め出来る洗面化粧台。
さすがに洗面は水が跳ねやすい場所でもありますので、床にはテラコッタの風合いのあるシート貼りにしました。
緑に囲まれた家は、全ての部屋の天井や壁がドイツ漆喰を施しています。
洗面室やトイレもそうなのですが、クローゼットなどの収納内部も塗られています。
家の中の湿気を調湿する効果がありますので、洗面室でもジメジメした空気がありません。
いつでもすっきりとした、綺麗な空気を味わう事が可能となります。
湘南や三浦半島に家を建てるなら、マストな機能性のある塗り壁材だと思います。
10.子供部屋を覗いてみましょう
■子供部屋の特徴
- お約束の間仕切り無しでドアは2箇所
- ドアはコストダウン仕様のドア
- 内装仕上げは全て同じ
2人以上の子供部屋と言えば、たいていの場合がこの様な形態の子供部屋を検討される事が多いです。
間仕切りは無くしておいて、ドアだけは2つ付けておく。
私たちが推奨しているのは、いずれ間仕切りを設ける時期になったら本棚などで間仕切りましょうと言う事です。
何年の間、子供部屋として使うのか分かりませんよね。
お子さんにも、自立してもらう必要もあるでしょう。
ですから簡易的な本棚や移動式の収納などで、間仕切りを設けるのは有効です。
音の問題があるなら、隙間をポリスチレンフォームで埋めてしまうのも有効です。
見た目はあまり良いモノではないですが、壁を造作すれば釘打ちで固定する必要があります。
子供が巣立った場合に、オープンな空間に戻す事を考えると。
あまり造作はしない方が、お財布にも優しい事だと思います。
そして子供部屋には、リビングの様な木製ドアを採用していません。
これも自然素材の家を建てる際には、コストダウンの有効な手法です。
本当に必要なモノ。
そこはそこまでこだわらなくても良いモノ。
その様に考えて行く事が、施主の満足度が高い家づくりになる様が気がしています。
そして内装の床や壁には、リビングなどと同じドイツ漆喰やパインのフローリングを採用しています。
11.主寝室も拝見させて頂きましょう
■主寝室の特徴
- 勾配天井が気持ち良い
- ウォークインクローゼットは扉無し
主寝室には勾配天井を採用しています。
高い天井って、何気に気持ちが良いモノです。
そしてウォークインクローゼットも完備しているのですが、そこには扉がありません。
これも自然素材の家を建てる上で、コストダウンに有効な手法だと言えます。
扉を付ければ扉の分だけコストが上がります。
少しでも節約をしたければ、この様に布で隠してしまう事もアリだと思います。
もっとも、綺麗に片付いてあるのであれば、なんにも問題無い事かもしれませんね。
12.階段スペースを見上げると
■階段スペースの特徴
- 2Fホールにはロフトも完備
- 縦格子の手すりが特徴
- 赤松材で全て統一したストリップ階段
2Fへと上がる階段を見上げると、上にはロフトが見えます。
緑に囲まれた家は、男の子の元気なお子さんが居らっしゃいます。
階段を使わずに、2Fへと上がってしまったりするんですね(笑)
本当に木登りしてますでしょ?
とても元気の良い男の子たちですので、あえて柱は太めの5寸角を採用しています。
だからロフトにも階段を使わず、上がって行ってしまうのです。
どこまでも登りつめてしまうのは、きっと出来る男のご主人に似た個性なのかもしれません。
さらに階段の造作材には、赤松材を採用してストリップの階段を造作させて頂きました。
パインと赤松って、名前が違うんじゃないの?
こんな風に思われるかもしれませんね。
こちらのパインはヨーロッパのパインだと説明をさせて頂きました。
それを和名にする場合、どうなるかと言えば。
ヨーロッパのパイン=欧州赤松(オウシュウアカマツ)
そうなんです。
ヨーロッパのパイン材は、ヨーロッパの赤松材が使われているんです。
ですから階段の造作材には、国産の赤松材を採用して造作をしました。
色合いも似ていますし、木目も赤松らしい柔らかい木目です。
松だけに松ヤニなどは、しばらくの間は発生してしまいます。
それも自然素材の良さと思える方には、選んでも良いフローリングだと思います。
10.K様らしい横須賀のライフスタイルを
土地探しから一緒にお手伝いが始まった、緑に囲まれた家の家づくり。
一度はタイミングがずれたものの、こうして緑に囲まれた環境に自然素材の家を建てる事が出来ました。
勉強好きなご主人様に、料理上手な奥様、そして元気なお子さん達が笑顔で過ごせる優しい家です。
K様の家づくりを中尾建築工房にお任せ頂いて、ありがとうございました。
2012年12月20日に竣工させて頂いた横須賀市に新築一戸建てを建てるなら自然素材の家がおすすめな事例 緑に囲まれた家をご紹介させて頂きました。
これからも中尾建築工房は人生で最高の家づくりをあなたにご提案させて頂きます。
アンケートはこれから送付予定です。