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クローゼットや部屋の湿気を対策したい!梅雨時でも湿気を解決出来る方法とは?

 
  2024/03/01
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湿気とともに暮らす日々に追われていると、とてもバタバタしてしまいますよね。

 

クローゼットに入っている大切なスーツに、カビは生えてないだろうか?

 

ホームセンターで除湿剤を購入して、クローゼットに置いても気がついたら満杯・・・

 

せっかくのお出かけや大事な商談の際、履きたかった靴も知らぬ間に下駄箱の中でカビだらけ・・・

 

いっそクローゼットや下駄箱、収納内のすべてをクリーニング屋さんに預けたくなってしまうかもしれませんね。

 

私は神奈川県内で湿気が多いとされている、逗子や葉山を施工エリアとして家を建てる工務店を経営しています。

 

そんな私だからこそ知っている、湿気の対策や梅雨時の湿気を解決出来る方法を知っています。

 

ここではあなたの住まいに併せた、最適な湿気対策をご教授差し上げたいと思います。

 

1.湿気の原因と解説

 

まず基本的に日本と言う国は島国ですから、周囲はなんだかんだと海に囲まれている地域です。

 

そのせいか温帯湿潤気候になりますから、全国どこでも湿度は比較的高い島国と言えますよね。

 

例えば沖縄などはカラっとしているイメージがありますが、海に囲まれている事もあり一年を平均して湿度が高いです。

 

日本海側だったり東北地方なども、冬場は雪が降ったりしますから、冬の湿度は高くなります。

 

国内で比較的湿度が低いエリアは、太平洋側の盆地などで湿度が低くなる事が多いです。

 

ここで湿気の原因と言えるのは、なんとーく勘の良い方はお気づきでしょう。

 

水分が湿気の原因です。

 

「そんな当たり前な事、分かってるわよっ!」

 

て言われてしまうかもしれませんね。

 

では皆さんが悩まれている建物の中に、水分はありますでしょうか?

 

仮に建物が雨漏りなどをしていれば、目で見える水分になりますから、分かりやすいかもしれません。

 

ですが雨漏りをしている訳では無いのに。

 

うちの家には、湿気がとにかく多いんだよ。。

 

と言う方が多いと思います。

 

例えば大切な衣類を仕舞うクローゼットや収納、普段履かない様な靴などを万年仕舞っている下駄箱など。

 

そこには水分があまり無いと思うのです。

 

けれどもなぜかそこには湿気が溜まってしまうから、湿気に悩まされてしまう訳ですよね。

 

外気を取り込む窓も付いて無いですし、扉もちゃんと付いている。。

 

単純に湿気が溜まりやすいのは経験で分かるけど、根本的な原因は分からないかもしれない・・・

 

ほとんどの方がその様に思われると思います。

 

実はクローゼットや収納、下駄箱の様に小さい場所は共通している事があります。

 

  • 日が当たらない
  • 換気効率が悪い
  • 収納内部や周囲の壁の中に冷たい空気がある

 

この様な事が言えます。

 

日が当たらない

 

日が当たらないのはクローゼットや収納、下駄箱であれば当たり前の話になります。

収納専用の窓がある訳では無いですし、クローゼットや収納、下駄箱の扉も塞がっているからです。

ただしこれらの部分に日が当たると、今よりも断然湿気は少なくなるでしょう。

 

 

換気効率が悪い

 

スマホやタブレットで湿気の事を調べれば、換気をお勧めするサイトを見かけるかと思います。

 

たしかに換気をすると言うのは間違いではありません。

 

ですがクローゼットや収納、下駄箱の中に換気扇をつけるなんて事、現実的には出来ないと思うのです。

 

せいぜいトイレや浴室の換気扇を回して、クローゼットや収納、下駄箱の扉を開けておく程度になると思います。

 

ただし一年365日、クローゼットや収納、下駄箱の扉を開けておくなんて事は出来ないでしょうし、この方法も現実的ではありません。

 

 

収納内や周囲の壁の中に冷たい空気がある

 

実は多くのクローゼットや収納、下駄箱の中には、冷たい空気があります。

 

そして多少なりとも収納される衣類や靴などにも、冷たい空気などは含まれていると思います。

 

つまり狭い収納内は暑いか寒いかで言えば、ひんやりとする温度だと言う状態です。

 

 

さらに扉面以外にも収納内には壁面があると思います。

その壁の中って、どうなってますでしょうか?

 

これは木造でもRC(コンクリート)造でも同じ様な事が言えるのですが、壁の中にも冷たい空気があります。

 

木造の場合は木下地と木下地の間に、かならず空気が残っています。

 

その空気は陽も当たっていません。新しい木造の場合は気密性が高いですが、古い家の場合は床下から冷たい空気が壁の中に入り込みます。

 

そしてRC(コンクリート)造の場合、通気などはありませんが、コンクリートは蓄熱する性質を持っています。

 

冷たい熱なら冷たい熱を蓄えますし、暖かい熱なら暖かい熱を蓄わえます。

 

クローゼットや収納、下駄箱なども木造で述べた様に陽が当たる訳ではありません。

 

そこには蓄熱して冷やされた、冷たい空気があります。

 

いかがですか?

 

冷たい空気が温められる事により、結露水が必ず発生する事になります。

 

その水分は衣類自体が持っている場合もありますし、意外にも壁の中に問題がある事がお分かりになるかと思います。

 

2.簡単な湿気対策と素材を覚えよう

 

ここではごく一般的な湿気対策と、湿気を取るための素材についてご説明をして行きましょう。

 

換気をする

 

梅雨時や花粉の時期によっては、選択出来ない方法かもしれませんが、窓を開けたり換気扇を使う方法です。

 

ただ窓を開けるだけではなく、換気扇を同時に廻す事で給気と排気が出来る様になります。

 

そのため短い時間の中でも、外の新鮮な空気を取り入れる事が可能となります。

 

日常生活の湿気対策をする上で、かなり効率が良いとされている方法ですね。

 

ここで注意をしたいのは、外気(室外)の空気が冷たい、もしくは湿気を多く含有している場合です。

 

湿気の原因となる空気を室内に入れれば、換気をしても効果はありません。

 

ですから比較的お天気の良く、湿度の低い時期に外の空気を取り入れる方法をお勧めしたいと思います。

 

 

室内の空気の攪拌をする

 

部屋の中に冷たい空気と暖かい空気がある場合、扇風機や換気扇、サーキュレーターで部屋の空気を攪拌するのは有効だと思います。

 

例えば外壁にすぐ近くの下駄箱、クローゼット、収納などがあった場合は、それらの扉を開けた状態で空気の攪拌を行いましょう。

 

ただしこれらはずっと付けていないと、また同じ状態になってしまいます。

 

温度差を生じさせない事も、大きなポイントの一つになります。

 

 

除湿剤

 

 

除湿剤には水を貯める容器タイプやシートタイプの除湿剤があると思います。

 

水を貯める容器のタイプなどは、下駄箱、クローゼット、収納などに入れておくと、あっという間に満タンになってしまいますよね。

 

私も賃貸の隙間だらけの家で暮らしていた際、除湿メーカーさんが水を配って容器を満たしているんじゃないかと思うくらい、すぐに満タンになっていた事を思い出します。

 

この場合も換気と室内の空気の攪拌を併用すると好ましいと思います。

 

またシートタイプのモノの場合、吸収力のあるタイプのモノを選びましょう。

 

可能であればシートタイプの除湿剤と床の間に、空気の層を作ってあげる事もお勧めします。

 

シートタイプの除湿剤が吸いきれなかった場合、それらの水分は床に停滞する事になります。

 

万年床の様になれば、そこがカビの温床になってしまう事も忘れないでおきたいポイントです。

 

 

除湿機

 

除湿機を室内でフル稼働させる事で、室内の湿気対策を行う事が可能です。

 

除湿機の中には電気代が安く済むモノもあれば、ゼオライトの入っているタイプの様に効率重視のタイプなどに分かれます。

 

お好きな除湿機で良いと思うのですが、室内の湿気が多い場合は交換する容器の大きさにも注意をしましょう。

 

フル稼働が前提ですが、満杯の場合はタンクの水を捨てなければなりませんよね。

 

あまりにも容量があり過ぎて、重たくて水を捨てられないなんて事にならないタイプを選びたいところです。

 

 

 

炭も比較的安価で導入出来る湿気取り材となります。

 

容器タイプの除湿剤と同じ様に、ある程度の湿気を抱えてしまうとあとは吸いません。

 

あまり大量の湿気がある場合、効果も少なくなりますので、ある程度炭が湿気を吸い込んだら取り替える事をお勧めします。

 

 

重曹

 

重曹も炭と同様に湿気を吸い込んでくれる素材になります。

 

湿気を取り込んだ重曹は掃除に使える利点もあります。

 

湿気を取り込んだついでにお掃除を行うなど、お手軽な面もありますよね。

 

 

炭と同じ様に大量の湿気がある場合、効果も少なくなる事は覚えておきましょう。

 

 

新聞紙

 

最近は新聞を取らない家庭も増えていますが、昔は新聞紙を収納の床に敷いたり、下駄箱の棚板に敷き込んだりしていました。

 

新聞紙は湿気を取るために高い性能がある訳では無いのですが、平らに敷くよりも波状に敷かれる事をお勧めします。

 

狭い収納内などは特にですが、新聞紙と床、もしくは棚板の間に空気の層を造れます。

 

見た目はあまりよく無いですが、それなりの効果はあります。

 

これも他除湿剤と同じ様に、まめな交換が必要です。

 

 

珪藻土

 

最近ではバスマットなどで知られる様に、さまざまな珪藻土のアイテムがあると思います。

 

漆喰も同様ですが、珪藻土や漆喰には多孔質な素材がより調湿性能を持っています。

 

 

布団乾燥機

 

湿気があるので乾燥機を利用するのは、とっても効果的だと思います。

 

ただし布団を乾燥させた後、しばらくすると布団は湿気を大量に吸い込みます。

 

ですから定期的、もしくは湿度の高い時には乾燥機を使う様にしましょう。

 

 

すのこ

 

すのこは空気の層を自然に作ってくれる素材なので、とっても有効な素材だと思います。

 

ただしデメリットとして収納の収納力を低下させてしまうのが難点です。

 

私は仕事柄、寒い家に住まわれている方の新築の相談を受ける機会があります。

 

朝起きたら布団の下の床に、水があると相談を受けたりします。

 

これは体温で温められた布団と、冷たい床の冷気が温められる事で水が発生します。

 

簡単な言葉で言えば結露と言う事になります。

 

ですから床にすのこなどを敷く事で、空気の層を作ってあげましょう。

 

そうすると自ずと緩和されます。

 

シンプルな結露対策になりますので、お勧め出来る素材となります。

 

 

この様にご家庭で簡単に出来る湿気対策と素材の解説をさせて頂きました。

 

これだけで湿気対策に満足出来る方は、この先をお読み頂く必要は無いと思います。

 

これらの方法は全て試したけど、まだまだ湿気に困っているんです!!

 

そんな方はそのままお読み頂ければ、さらなる湿気対策を行う事が出来ますよ。

 

3.住まいによって湿気のボリュームは違う

 

ここまでで一般的なご家庭で採用出来る、湿気取りの素材についてご説明をさせて頂きました。

 

ですがこれらの素材を用いても、どうしても湿気を無くせないお住まいもあります。

 

一生懸命になって衣類やお布団、靴やバックなどにカビを生えさせない様にしているにもかかわらず。

 

これらの素材を試しはしたけど、どうしても湿気とさよならが出来ない。

 

そんな方には湿気取り対策の素材を変えて頂き、より本格的な湿気取り対策する事をお勧めします。

 

私は家を建てる職業がら、湿気の対策をするプロとも呼ばれています。

 

なぜこれらの素材で湿気の対策が出来ないのか?

 

なぜ延々と湿気取りの素材を買い続けなければならないのか?

 

この様な相談を受けたりします。

 

これらには大きく分けて、2つの理由があります。

 

  • 立地の環境問題
  • 建物の性能の問題

 

では順を追って説明させて頂きますね。

 

立地の環境

 

立地は湿気の対策をする上で、とても重要なポイントになります。

 

今のお住まいを変えられない方は、参考までに覚えておいて頂きたいポイントです。

 

私は神奈川県内の逗子や葉山で、家のリフォームや新築の工事を請け負っている職業です。

 

そうすると立地によって、家の仕様を変えたりする場合があります。

 

 

どの様な場所で仕様を変えたりするのかと言えば。

 

水分を豊富に抱える事の出来ている立地であったり、それらの場所に近い立地と言う場合です。

 

簡単にそれらの立地を挙げてみましょう。

 

目の前が海である事

 

海が目の前にあれば、塩害と一緒に大量の湿気も取り込む事になります。

 

風向きによっても湿気の量は変わりますが、海陸風が吹くなどで湿気を抱えてしまいます。

 

今のお住まいが海の目の前だと言う方には、参考になるブログ記事があります。

 

海辺の家を建てる〜地元工務店がおすすめする失敗や後悔しない基礎知識〜

 

 

周囲や山に囲まれていて、家の場所が山の麓にある事

 

周りが山に囲まれていて、マイナスイオンに包まれている様な立地があると思います。

 

確かに晴れた日には快適な空気を楽しめるかもしれませんが、湿気については大量に抱える立地とも言えます。

 

雨などによって山が受けた水と言うのは、地面の中を通って潜んでいます。

 

それらは地面からも湿気を出しますし、山全体からも大量の湿気を吐き出します。

 

山の面積ほどの湿気を取り込みますので、逆を返せばそれなりの湿気を吐き出す事も可能です。

 

ですからそれらの周囲にお住まいがある場合、もれなく大量の湿気天国となってしまいます。

 

 

池や川などが近くに流れている事

 

池や川がお住まいの近くにある場合、やはり湿気が伴いやすいです。

 

海や山も隣接している場合、さらに+で湿気を保有しやすい環境にある事になります。

 

 

井戸がある場所

 

上水道が供給される以前は、井戸が人間にとって貴重な水源でした。

 

ただしどこでも井戸を掘れば水が湧く訳ではありません。

 

かならず水源のある場所で井戸を掘らないと、水は湧いてこないのです。

 

ですから井戸のある場所と言うのは、それだけでもかなりの水分が地中にある事が想像出来ます。

 

 

冬時に地面の凍る場所

 

冬時の朝、地面が凍っていると言う場所を見た事は無いでしょうか?

 

気温が低いせいで地面が凍っている訳なのですが、あきらかに水位が高いと言うなによりの証拠となります。

 

 

 

この様な立地は見えない水分量を、空気中や地面に含んでいます。

 

1年365日休む事なく湿気対策をしても、湿気の量がとても多いので、あなたの努力は休憩している間に水の泡となりやすいのです。

 

次に建物の性能面の問題も見てみましょう。

 

 

お住まいの家には、必ず窓があると思います。

 

その窓が一枚ガラスだったり、全てアルミの素材で出来た窓だったり。

 

これらは結露を起こす素材になりますので、どうしても外気の影響をまともに受けてしまいます。

 

結露で発生した水分も湿度を上げますので、より湿度が高くなりやすいと言う事になります。

 

 

寒い家

 

寒い家の共通点は、すきまだらけと言う点が挙げられます。

 

床下には風窓と呼ばれる空気を取り込む場所があるのですが、ここから入った冷たい空気が壁や天井にも滞留する事になります。

 

古い家の場合は断熱材すら入っていない場合もあるので、とにかくすきまが多いとも言えます。

 

 

断熱されてない家

 

断熱されてない家は寒い家と同じく、やはりすきまが多い作りになっています。

 

もしくは断熱されていたとしても、断熱材の性能が明らかに低いモノの場合も同じ事になります。

 

 

防湿されていない

 

新しい家であれば大抵の場合は対策されるのですが、地面からの防湿をされてない建物があります。

 

防湿されてないので、地面から直接湿気が上がって来てしまいます。

 

 

調湿性能が家に無い

 

ほとんどのお住まいは、家の素材に調湿出来る素材で建てられている訳ではありません。

 

むしろ戦後の日本は住宅需要が多かった事から、工業用製品を多様して建てられています。

 

そのため湿気の多い場合は壁紙などが剥がれたり、フローリングの表面が剥離するケースもあります。

 

 

ざっとこんな感じで建物の性能面にも問題があります。

 

そして見えない湿気の理由、なにが原因なのか知りたい方も多いと思うのです。

 

実は前述でも説明した通り、目に見えない場所に冷たい空気が滞留する場所があります。

 

 

立体で部屋を見ますと、一つの部屋で最低でも6つの面が出来てしまいます。

 

  • 床(一面)
  • 壁(四面)
  • 天井(一面)

 

これで6つの面がある事が分かるのですが、その面の裏側には冷たい空気があると思ってください。

 

床、壁、天井にも冷たい空気がありまして、それが全部で6面ある訳ですから。

 

簡単に言えば、天然の冷蔵庫状態になっていると言えます。

 

これでは寒いので室内を温めれば、天井、床、壁面の裏側に居た冷たい空気が水分に変化する事になります。

 

つまり湿気の温床となる条件が揃っておりますので、これらの湿気を無くすためには永遠に湿気取りを設置する必要があると言う事になります。

 

 

 

※この様な家に住まわれた経験のある方は、こんな経験をしているかと思います。

 

冬場は家の外よりも家の中が寒い

 

外はお日様がありますので空気が冷たくても、若干の暖かさを感じる事が出来ます。

 

ただし家の中の壁面や天井裏、床下などに至っては、お日様が届く事はありません。

 

冷たい空気のみが延々と滞留しますので、暖かさを感じる事が無いのです。

 

ですから自ずと家の外が暖かくて、家の中の方が寒いと言う現象が起こるのです。

 

 

この様に年間を通じて、湿気に囲まれた状態になっていると言う事がご理解頂けたかと思います。

 

特に梅雨時はこれらの条件に雨が加わりますので、なおさら湿気の対策を施す必要があると言う事がご理解頂けたかと思います。

 

4.さらに上をいく湿気取りの素材とは?

 

ここまでお読み頂く事で、ホームセンターに行って湿気取りを購入したり、Amazonなどの通販で湿気取りの素材をストックするだけでは完全では無いと思った方も居らっしゃるでしょう。

 

あなたが頑張って湿気の対策をしたとしても、湿気の多さが一向に改善されない・・・

 

ですがこれはあなたのせいではありません。

 

適性な湿気取りの素材を選ぶ事で、湿気に悩まされる事は無くなるのです。

 

私がお勧めをしたいのは、調湿建材認定マークの付いた建築関係の素材をお勧めいたします。

 

 

調湿建材認定マークとは?

 

一般社団法人日 本建材・住宅設備産業協会(以下、協会という。)で登録し、調湿建材マークを表示することを目的と して、調湿建材登録・表示規定(本規定という。)を定め、本規定でその評価方法及び判定基準を定めたものである。

 

調湿建材認定マークは家のリフォームや新築に採用する素材の中でも、調湿に優れた素材に付加されている認定マークになります。これらの素材は調湿性能もさることながら、結露の抑制、消臭などの効果があります。

 

それぞれの建材で特性がありますので、それは各自でご覧頂ければご家庭にぴったりの建材が探せると思います。

 

 

私はこれらの素材の中でも、モイスと言う素材をリフォームや新築工事で使う事が多々あります。

 

表面に装飾された素材もありますが、私は装飾の無いシンプルなモイスの板を採用する事で調湿性能を高める家を作っています。

 

私は建築の業者ですから、常に工事をして交換すると言う事をしていません。

 

貼ったら貼りっぱなしで、貼り替えや交換すると言う概念は1mmもありません。

 

つまり私の建てた家に住まわれている方は、みなさん湿気取りの素材を交換する事が無いのです。

 

だからと言って湿気を取るためだけに、リフォームや新築なんて出来ないよ!

 

そんな声もあると思うのですが、なにも壁や天井に貼ったりしなくても良いと思います。

 

例えば私の場合、現場で余ったモイス板を捨てずに持っています。

 

私の趣味は葉山の船宿さんから乗合船に乗り、魚釣りを楽しむ趣味があります。

 

海の趣味になりますので、車の中はクーラーボックスや釣りの道具で大量の湿気があると思ってください。

 

その車の中で置ける範囲でモイスの板を並べています。

 

並べる前と並べた後では、比較にならないほど湿気が激減するので重宝しています。

 

この様にモイスだけではないのですが、さまざまな調湿建材認定マークの付いた商品があります。

 

少しお高い金額かもしれませんが、一般的に普及されている湿気取りの素材に比べて長持ちするはずです。

 

ぜひあなたのお住まいにぴったりの、調湿建材認定マークの付いた商品を探してくださいね。

 

調湿建材認定マークが付いている建材には、サイズがバラバラだったり大型の建材もあります。

 

エコカラットの様にタイルのサイズでカットされているモノもありますので、まずは試しにお部屋の邪魔にならない場所に置いてみてはいかがでしょうか?

 

少しでも効果が体感出来ましたら、追加でさらに置いてみる事をお勧めします。

 

きっとあなたが驚きを隠せないほど、湿気の対策をするのは有効な方法だと思いますよ。

 

5.健康被害に合わない為に

 

ここまでで湿気の原因や対策、素材についてご説明をして来ました。

 

大量の湿気は、カビや雑菌の温床にもなりやすいです。

 

ここでは健康被害についても、解説して行きたいと思います。

 

私は職業柄ですが設計前に、必ず行っている事があります。

 

  • なぜ家を建てるのか?
  • なぜリフォーム工事を希望されるのか?
  • アレルギーは無いか?

 

これをしっかりと把握する様にしています。

 

その中で多いご意見は、お子様のアレルギーがとても多いと言う事です。

 

医学的に解明をした訳では無いのですが、あきらかに現在の住まいの環境がお子さんの成長に影響を与えてしまっているなと言う事が分かります。

 

実際にアトピーや喘息などが日常だったお子さんが、引越しをされてみて劇的に変化をするところをたくさん見て来ました。

 

家に入居したら、咳き込む子供が咳を全くしなくなった!

 

 

アトピーがひどかったのだけど、引越ししたらだいぶ綺麗な肌になった!

 

 

前の家ではうるさかった子供達が、家を引越ししたら騒がずよく眠る様になった!

 

 

だいたい子育て世代の方の家づくりをさせて頂くと、この様なコメントを頂く事が多いです。

 

 

単純に新しい家がよかった言う訳ではなく、今までの家には湿気によるカビや雑菌が多かったのだと思います。

 

 

また新築物件から住み替えをされた方などは、あきらかに化学物質なども多かったのだと思います。

 

 

これらの要因に包まれていると、大人は気付かなくとも敏感な子供は大きく影響します。

 

 

大量の湿気があると共に、カビや雑菌などが繁殖して子供たちに健康被害が及びます。

 

 

いかがでしょうか。

 

そのまま生活を続けてしまうのは、あまり良い事だとは思えませんね。

 

今すぐは改善出来なくとも、住まいを変える場合にはかならず立地を確認したり。

 

湿気の対策が出来る家を選択された方が、あなたの日常生活はより楽しいモノになると思います。

 

6.私が建てている湿気のクレームが来ない家とは?

 

私が住宅を建てる仕事をしているのは前述の通りなのですが、湿気が多いと言うクレームを頂いた事が一度もありません。

 

立地はもちろん逗子や葉山などの湿気が多いエリアですから、特別湿気が少ないと言う事もありません。

 

どの様な方からお仕事を頂いているかと言うと、みなさんと同じ様に湿気や結露に悩まされた方から依頼をいただき、日々逗子や葉山の湿気を攻略出来る家をご提案させて頂いてます。

 

それらの方々はクローゼットや下駄箱、収納などの衣類や靴など、カビが発生する様な事があるかと言いますと。

 

誰からもその様なご連絡を頂いた事は無く、むしろ加湿器を使っている方も中には居らっしゃいます。

 

 

これは実際に引き渡しして2〜3ヶ月のお宅に、メンテナンスをかねて伺った際に撮らせて頂いた加湿器の写真です。

 

しっかり加湿されていますよね(笑)

 

これは逗子や葉山の湿気とおさらばしたからこそ、この様に加湿をすると言う選択が出来る訳です。

 

ではこれらの家の場合、どの様な家になっているかと言うと。

 

部屋と収納の天井と壁面には、すべてイタリア漆喰を採用しています。

 

壁紙などは一切使わず、すべてイタリア漆喰で仕上げます。

 

窓は樹脂製の窓を採用したり、断熱もしっかりとした性能のある断熱材を採用しています。

 

フローリングなども調湿特性のある、無垢のフローリングを採用する事が多いです。

 

 

漆喰を塗るだけが湿気を取ったり、カビを生えさせないと言う訳ではありません。

 

私の選んでいる自然素材は、お子さんにもやさしい自然素材ばかりです。

 

ですから湿気の多い場所に生えるカビとも、仲良しな訳です。

 

そのため私が行っている事はと言うと。

 

冷たい空気を壁の中に滞留させない。

 

 

漆喰の下地となる壁の表面には、もともとカビが生えていないか確認をする。

 

 

温度差のある外気と内気がぶつかる部分は、その場にある空気で層を作る事で絶縁する。

 

 

これが私の湿気対策の基本でして、過去にリフォームや新築を建てた方からは、とにかく湿気を感じない。

 

と言うお褒めの言葉をいただきます。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

延々と湿気と戦うのに、すでに気疲れしてしまった方も多いと思います。

 

使い捨ての湿気取りを買い直すのも一つの手ではあるものの、それではその場しのぎにしかならないと言う事がご理解頂けたのでは無いかと思います。

 

少しでも湿気を減らす為には、本格的な素材を流用するのも一つの手だと思います。

 

また賃貸などでも大家さんが良しと言うなら、漆喰を塗ったりするのも一つの方法ですよね。

 

ぜひあなたにぴったりの湿気を取る対策を行って、ご家族を健康被害から守ってください。

 

もしもあなたが逗子や葉山で、湿気とは無縁になる家に住みたい!

 

そんな思いがありましたら、中尾建築工房にもご相談ください。

 

きっとあなたが驚く、湿気とは無縁になる家をご提供させて頂きます。

 

また他地域で湿気対策に有効な家の作り方を知りたい!

 

そんな方は書店やAmazonで、湘南の家づくりと言う書籍が販売されています。

 

数々の工務店様の施工事例も掲載されていますが、それとは別に私が監修しているイエローページが全10ページに渡って掲載されています。

 

湿気対策がなされた家の作り方を解説してますので、ぜひ見てみたいと言う方は購入して読んでみてくださいね。

 

 


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

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漆喰によって心地よく湿度調節された空間。

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一世一代の大きな買い物、住まい。

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