三浦郡葉山町|めんそ〜れ葉山上棟☆
2011年3月23日の建築吉日に、三浦郡葉山町にて琉球の家を目指す『めんそ〜れ葉山』が上棟しましたー☆
今回のオーナーはたま旦那さん!
たま旦那さん一家は、数年前に中尾建築工房のオーナー様が湘南スタイルマガジンの『湘南の暮らし家』というコーナーに取材を受けて掲載された際、雑誌を見てライフスタイルに共感。。
そして湘南移住をされました。
家を建てる前に、実際に湘南で暮らしながら土地を探され、こうして建築を始められたのですが、土地探しに難航した一時は『本当に建てられるのかなぁ。。』なんて弱気な発言もありました。。
が!!
ご主人独特のイケイケどんどんのパワーを爆発させて、ようやく夢の乗せた待望の上棟です!
このめでたい上棟の日、想いのあるオーナー様は現地で自邸の組み上がっていく様子を見たいという事で、朝から現地で見学されるオーナー様もたくさん居ます。
でもめんそ〜れ葉山のオーナーであるたま旦那さんは仕事が忙しく、なかなか時間が造れなかった・・・
そのため、いつもの更新ブログとは違うけれども、朝からの様子をアップさせて頂こうと思います!
建築の資材が無いないと言われる最中ではありますが、めんそ〜れ葉山には大量の木材や下地材を積んだトラックと、中尾建築工房独特の重量のある木材を吊り上げるクレーンが始動しました!
葉山らしいきれいな朝焼けと共に、中尾建築工房の棟梁軍団と資材配送チームとクレーンオペレータが準備に取りかかっています。
動きだしたクレーンは、まずは1Fの4寸以上の梁材と4寸柱を足場内に吊り込んで、大工さんがいの一番の柱から順に建てていきます!
知ってましたか?
いの一番って言うのは、家の番付っていう所から来てるんです。
番付って言うのは『い』から始まって、いろはにほへとちりぬるをわかよたれそ・・・と続いて行くのですが、いろはの横番と一二三四伍〜の縦番から柱の場所を決めています。
いの一番は、まっさきに建てるモノだから、い通りの一番になるんですねー
とまぁ、そんな私の豆知識は置いておき、柱を建てたら2Fの床梁を組み上げていきます!
晴天だから作業的にも気分的にも気持ちよーく仕事が出来ますね!
建築資材が無いと言われる中でも、いっさいに妥協の無い相変わらずの無垢材で建てる骨太構造☆
クレーンが無いと持ち上げられるのも困難になるほど圧巻の梁材を組み上げていきます!
今でこそコンピュータ制御の工場加工(プレカットと言います)ではありますが、その造りは今も昔も変わらず、梁に開けたほぞ穴という溝に柱のほぞを差し込んでいく在来工法です。
もちろんコンピュータで上がってくる構造は、中尾建築工房のチェックが入って大規模修正をされていきます。
修正をするのはたいていの場合、私が一言を申します。
中尾建築工房が建てる家は、私が元々大工の棟梁出身なので、家を建てる素材にはお金をかけなくてはならないと思っているのです。
でもそれは高すぎる家ではなく、私と同世代の方でも建てられる立派な家です。
その代わりに展示場などは持つ事が出来ませんが、そんなモノは必要ないんじゃないかなって思います。
だって立派な構造で一軒一軒建てていくのだから、一軒一軒こだわった家がその地に残っていくのです。
だからこそこうした上棟の時は、胸を張って『うーん、いい家だ!』って思えるのです。
梁を組み上げたら、金物をぎっちりと固定してから柱の垂直を決めていきます。
すべての柱をまっすぐに建て終わったら2Fの床下地材を張り上げて行き、地震に強い状態を造ります。
ここでお昼休憩をしましたが、なにやら天候の雲行きが・・・
なのでお昼休憩もほどほどに、1Fと同じ作業を2Fでも行っていきます!
軒桁が組み上がったら、1Fと同じ様に柱をまっすぐに建てて、金物を絞めてから仮固定を行います。
この仮固定が出来たら、あとは屋根の構造を組んでいきます!
屋根の一番高い部分あたる梁材(横になっている太い木の事)を差し込んでから、周囲の母屋材を組んでいきます。
このめんそ〜れ葉山は琉球の重たーい瓦材が載せられる家です。
そして瓦材以外にも『あるモノ』が搭載されます。
オーナー様が沖縄まで行き、あるモノを造る職人さんに言われたそうです。
『うちのあるモノは重たいからさー、家の方はだいじょうぶ??重たいんだよホントに!』
えー、沖縄の職人さんの言葉、そのままそっくり返すなんて大人げない発言は致しません。
でも、一言言わせて頂ければ。。
うちの建てる家に見合う『あるモノ』、きっちりと造ってくださいねーと小声で小さく言ってみる(笑)
琉球職人さんにも安心して頂けるように説明すると、ただ太い構造材だけを採用している訳ではありません。
こんだけごっつい梁材とプラスで、めんそ〜れ葉山は中尾建築工房が得意とするホームコネクターを採用しています。
ホームコネクターとは?
主に森林国の日本は今でも地方で公共建築の木造体育館などが建てられています。
ホームコネクターはそもそも、そうした大空間を造るために造られたマニアックな金物です。
木造の体育館には柱をそんなに建てる事が出来ませんよね?!
そして空間は広々とした空間を造り出せます。
無垢材のフレームでホームコネクターを使うには、かなり高い技術が必要となりますが、そこは元大工の知恵と技術をフルに使っています!
こうして夕方前にはきっちりとしたフレームが組み上がりました!
屋根の一番高い部分にあたる棟もきちんと上がって、無事に上棟です!
そしてめでたい上棟には。。
めでたい『へいごし』も取り付け完了☆
雨に当たってもだいじょうぶな様に、きちんとビニールで養生を行っておきました。
たま旦那さんとたまさん、そして生まれたばかりのたま娘ちゃんの夢の載せたジブン・Styleが自然の中にある葉山に無事、上棟しました!
忙しい中かもしれないけれど、たま一家の夢は中尾建築工房がきちんと預かっています☆
家造りの後半戦は、リアルサイズの家造りが楽しめる過程です。
まだまだここから楽しめる所なので、たま家のみなさんぜひとも楽しみにしていてください。
僕らがきっちりと夢を果たして形にしていきますからね☆
あ
そういえば、楽しみにしているであろう瓦サンプルの画像でもアップさせて頂きましょうかね・・
瓦材は沖縄本土から3月26日(土)の夕方に瓦材を載せて、沖縄の西洲を出港します。
そしてどんぶらこ〜、どんぶらこ〜っと海をわたって、3月29日には東京有明の港に着。
そして中尾建築工房がチャーターしたトラックで翌日の3月30日には現場へと輸送される段取りを行いました!
軒先にはハイビスカスをモチーフにしたデザインの正真正銘の琉球瓦です!
琉球瓦と無垢材と珪藻土を融合させた無垢材の家。
もうすぐお目見え出来るから、楽しみに待っていてくださいね☆
たま家のみなさん、上棟おめでとうございまーす☆
それにしてもなんだかたま家はもりたけさんに似てるんだよな・・・
上棟の時もそうだし、その他もそうだし。。
こんだけ画像の多い上棟ブログを更新したのも、もりたけさん家以来なんじゃないかな・・
もりたけさん、どう思います?!(笑)
それにしても更新するのに2時間以上かかっちゃった(笑)
ブログを書くスピードも上げなくちゃですねぇ・・・
Comment
詳細なレポートありがとうございます!
無事に上棟☆とのことで安心しました。
世の中は、地震が起きてから先が見えない状況が続いてます。
毎日毎日新たな問題が発生しています。
公私ともに生活が一変しました。
これからどうなってしまうのかと、悩む時もありますが、
今はとにかく前を見て、自分の出来ることを全力で
やるしかない!頑張ります!!
世の中が落ち着くまで、たま家の『ドリームハウス』を
よろしくお願いします!!
(壁塗りは自分で頑張りますので・・・当然かぁ☆)
たま旦那さん☆
電話でいろいろと話が出来て、少し安心しましたよ(笑)
まーでも、こんな時ですからね。
体はだいじょうぶでも、こんな時こそ精神面ではくじけてはいけないはずです。
だからこそ上を向いていきましょうね!
家の方は僕らが預かっているのでだいじょうぶ!
なんでしたら、引き渡しが終わっても預かってて良いですよー(笑)
早いところたまさんとたま娘ちゃんが帰ってくると良いですね。
あんまり寂しかったら、帰りしなに中尾家寄ります?
先に言っておいてくれれば、たま旦那さんの好きそうなつまみとお酒くらいは用意しておきますよー☆
でも壁塗りは当然ね(笑)
昨日帰ってきました☆詳しい報告、浜松から見せていただきました。現地見に行くの楽しみです♪ほんとに上棟しちゃいましたねー。リフォームとかの話をしていた頃が懐かしいです(笑)
これからもよろしくお願いします。
たまさん☆
お帰りなさーい!
浜松ではそ〜と〜美味しそうなごちそうを頂いていらしたみたいで(笑)
でもしばしの別れは、たま旦那さんにとって厳しい事だったみたいですよー(笑)
そういえば、リフォームの話なんてのも出てましたよね。。
あの家、どうなったんですかねぇ•••
でもこうして無事、めんそーれ葉山上棟しましたっ!
家造りはここからが面白い所なので、たまさんもたま旦那さんも是非とも楽しんで下さいねー☆
棟上げ、おめでとうゴザイマス♪
相変わらずゴン太な柱が良いですね~♪
こりゃ完成がホント楽しみデス!!!!
タマ旦那サマ、地獄の左官シゴト…頑張ってね(笑)ウヒヒ
そうそう。
4月から、茅ケ崎のMちゃんがタマ旦那サマと同じシゴト場にやってきますよ♪
もりたけさん☆
えっ、Mさんとたま旦那さんがおんなじ職場なんですか??
へー、これもなにかのお導きというか、縁なんですかねぇ(笑)
なんだかもりたけさんとMさんと、たま旦那さんが大船あたりで一杯飲んでいる様子を想像出来る私は。。
あっ、でも私も一緒に参加してたりして(笑)