横浜・鎌倉・逗子・葉山で建てる無垢材と自然素材の家なら中尾建築工房

自然素材の家を体感する【見学会申し込み】

無垢の一枚板でダイニングテーブルを造作してみる☆ブラックウォルナット編PartⅡ

 
  2018/12/29
無垢の一枚板でダイニングテーブルを造作してみる☆ブラックウォルナット編PartⅡ
この記事を書いている人 - WRITER -

無垢の一枚板でダイニングテーブルを造りたい!
そして可能な限り、価格は安く手に入れたい!!
こうなって来ると究極は、無垢の板のみ購入をして、削る作業を御自身でやってみるしかありません。
御自身で削ってみれば、大工さんの手間暇が掛かりませんので、その分価格は安くなる。
でも、ここで出て来る意見と言うのが『そんなの素人の私達に出来るの?』って感じ。
ま、確かにやった事なければ出来ないでしょうし、教わらないと出来ないかもしれません。
けれども、ポイントポイントをお教えするだけで、実際に無垢の一枚板を御自身で仕上げてしまう作業をやっている方をご紹介してみましょう!
hayama-black-walnut-dining-table8.jpg
まずはいきなり板材を削る作業ではなく、無垢板のねじれを確認する作業から。
無垢の板は既成品の板と違って、それぞれの板に個性のある木目や素性があります。
個性の強い無垢板になればなるほど、まぁまぁそれなりに元気にねじれています。
そのねじれを修正するために、定規を使ってねずれ部分の確認。
そこから削りの作業に入っていきます!
hayama-black-walnut-dining-table9.jpg


まずはどでかい電気カンナをご主人に使って頂きました。
いきなりやってもらっているのではなく、まずは私が見本を見せてから、削りの作業に入ってもらっています。
定規で見た通り、一番高い部分を削っていきまして、再度ねじれの確認をします。
hayama-black-walnut-dining-table10.jpg
ちょうどご主人が電気カンナで荒削り作業を行いまして、奥様がねじれを見る定規を当てています。
ご主人はそれを見て、どことどこがねじれいるかを確認している所ですね。
hayama-black-walnut-dining-table11.jpg
荒削り作業はご主人が電気カンナで。
奥様はほうきを持ちつつ、板の上に載っているカンナくずを清掃しながら役割分担を行っておりました。
だいたい半日位で、荒削りを終えまして、次の作業はベルトサンダーと呼ばれるサンドペーパーを動かす機械に工具をチェンジしました。
hayama-black-walnut-dining-table12.jpg
ベルトサンダーは仕上げ加工を行う機械なのですが、とにかく粉塵が上がります。
なので集じん機と接続しまして、粉を吸い込みならの作業です。
表面はとにかくツルツルに削りますけど、裏面はそこまで丁寧に削らなくとも良いかと。
理由として、ブラックウォルナットの無垢板はとても重たいです。
この板材、おそらくですけど100kg位はあると思いますので、裏がツルツルしていると、滑って持つ事が出来なくなってしまいます。
なので、そこそこベルトサンダーで仕上げまして、手が引っかかる程度に仕上げておく。
そして、自然塗料を塗りこんでしまいます。
そしてまた翌週になる昨日、ご主人と奥様とで作業にお越しになられました。
hayama-black-walnut-dining-table13.jpg
すでに裏面は塗料も塗りこんでありますので、後は表面と耳(板の側面部分)を削っていきます。
これは地味な作業になるのですが、仕上がっている様で、実は仕上がっていない部分が見え隠れをしています。
なんども地道に板を均等に削っていきまして、磨き作業にも熱が入ります!
hayama-black-walnut-dining-table14.jpg
無垢の一枚板をカットする場合、ほとんどの板に癖があったりします。
どの様な癖が発生するかと言えば、切っている側から機械の刃を押さえこんだりされるので、機械がウンウン唸ったりとか。。
もしくは真っ直ぐにカット出来なくなってしまったりとか。。
この板も例外なく、ウンウン唸りそうだったので、私の方でカット作業を。
この後は面取りを施したり、再度の磨き作業を行ったりして、キレイに一枚板を削る事が出来ました!
hayama-black-walnut-dining-table15.jpg
このブラックウォルナットは、割りと乾燥をしている板でしたので、相当塗料を吸い込むだろうと予測が出来ました。
これはスーパー大工としての長年の経験と感で分かるのですが、吸い込む板ほど塗料を塗ると言うよりも、流してしまうと言う感覚の方がキレイに仕上がります。
なのでご主人には塗りこみとふき取りをする為のダスターを持ってもらいまして、私が自然塗料の缶を持ちつつ、板に向かって塗料を流し込み始めました!
hayama-black-walnut-dining-table16.jpg
そしてフィニッシュに再度塗料を流し込みまして、ご主人が最後の拭き取り作業を行っています。
どうです、この色合と言い、この木目と言い、無垢の一枚板が輝いています!
これにはご主人も奥様も、中尾建築工房のスタッフでさえも、この色合の変わり様に酔いしれてしまう位、キレイになりました!
これで作業は完了☆
元々の長さは2700mmほどありましたが、両端ともに200mmほどカットしているので、2300mmに仕上げました。
全部で400mmカットしているので、持ってみるとだいぶ軽くなりました(笑)
いや〜、私も結構力はある方だと思っていたのですが、この板は一人では到底持てない重量です。
この位カットすれば、なんとか一人で持てるかも・・・しれない位の重さかな。。
と言う事で、無垢の一枚板でダイニングテーブルを造作してみる☆ブラックウォルナット編PartⅡ
脚を造って一日。
無垢板を荒削りから仕上げまでで二日間。
賞味三日間で、プロ並みの仕上がりにする事が出来ました!
少しでも自分でやる事で、コストを落としたい方。
と言うか、むしろ超激安のブラックウォルナットの無垢板は、残り1枚となりましたので。。
色々とお声が掛かっているのですが、後はもう早いもん勝ちになります。
無くなりましたら、あしからず〜
うん、大変良く出来たと思いますー☆


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

木を使っているからこそ伝わるぬくもりや香り。
漆喰によって心地よく湿度調節された空間。

木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
一世一代の大きな買い物、住まい。

後悔しない家づくりのためにも、まだ自然素材の家を見学していない方はぜひ一度、体験されることをおすすめします。
弊社の見学会では、予約制で1組ずつ1時間程度の時間をいただき、中尾建築工房が実際に手がけた建物をご案内しております。ご予算から素材、構造まで、あなたのご質問・ご相談に代表の中尾が責任を持って、しっかりお答えいたします。

すでに入居されている建物の場合は、その住まいのオーナーさんから率直な感想を聞けることも・・・。

曖昧にごまかしたり、嘘をついたりするのが嫌いなので、どんなことにも正直にはっきりお答えすることをお約束いたします。

しつこい営業なども一切いたしませんので、安心してご来場ください!

この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. sta より:

    こんばんは。
    昨日は長い時間、ありがとうございました。土地の方も無事に契約出来ました!
    (本契約はこれからですが)
    来週の打合せが楽しみです!
    そこで…
    残りの1枚を予約します。いや、買います!お願いしま〜す‼︎
    もうリビングのイメージが頭から離れませんよ〜。

  2. 中尾建築工房 より:

    staさん☆
    毎回、コメント欄のお名前が本気印なので、軽く私の方で変更させて頂きました!
    なんか好きなのあったら教えて下さい!
    さて、残りの1枚、staさん用に名前書きましたよー☆
    ギリギリ間に合ったブラックウォルナットですから、かなり貴重だと思います!
    色々とおめでとうございまーす☆

sta へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。