横須賀市新築一戸建ての注文住宅打ち合わせ
つい先まで事務所で打ち合わせをしてました。
打ち合わせ内容はいつもの新築一戸建ての注文住宅なのですが、通常であればクライアントであるオーナーは中尾建築工房の事を雑誌で知ったり、口コミで聞いたり、インターネットで検索されたりして訪れて来られます。
そこからプランを煮詰めたり、仕様面や設備などの選定をしています。
ただ今日の打ち合せたオーナーと言うのは、一般の方ではなく中尾建築工房の現場で働く棟梁なのです!
今回家を建てるのは、中尾建築工房では最年少の棟梁です。
今日は現場の仕事を終えて、夕方からの打ち合わせでした。
大工の棟梁が自邸を建てる訳ですから、当然構造にはこだわります。
元々、中尾建築工房の建てる家は構造にこだわっていますから、よほどの悪立地でなければ全て標準の構造体で充分です。
でも、やはり棟梁たるもの部材にはこだわらせたい!
なので私が横やりを入れつつ、一つ一つを決めて行きました。
これから建築確認申請の準備や俺図面の作製工程表作成に入るのですが、ちょっと今回私なりに考えるところがありまして。。
実は現場での管理や発注作業は全て菅谷棟梁に『全部自分でやれっ!』と言い放ちました。
というのも 昔は家を建てると言うと、施主からの建築依頼を全て棟梁がまとめていた時代があったわけです。
でも最近では現場監督が現場の全てをまとめています。
言い換えれば、今時は現場監督が棟梁って事になる訳ですね。
これはハウスメーカーが出て来た時代から、棟梁達が衰退してしまったのです。
昔の大工の棟梁と言うのは、自分の腕を見せれる構造体や、和室の真壁などの造作にはとにかく力を入れていたものです。
でも施主の興味のある設備や仕様面には、割と無頓着だったのです。
『そんなのなんでも好きなもの選びな〜』と、興味が無いので軽〜く言っていたのです。
そんな事を言われれば、施主としては見積もりの範囲内で好きなものが選べると思いますから、それは良いモノを選ぶ訳です。
でも棟梁からすると『あとから追加分は清算してくれれば良いよ〜』って事だったりするんですね。
そして家が竣工して最終清算する時には、下手すると喧嘩が始まったりする事があった様です。
つまり人は良いけど会話や説明が下手だったんですね。
そんな事ばかりだからハウスメーカーに地元工務店のシェアを奪われてしまう事になり、今日に至りました。
今後もきっと建築の世界は、どんどん規制が厳しくなり、現場監督の仕事が大変になって行く事でしょう。
でもそれでは、若い棟梁たちが育たないと思いました。
実は菅谷棟梁20代後半です。
ありゃ、もしかしたら30になってたっけ。。
そして子供も3人います。
まだまだこれからも全然伸びシロがあるわけですから、出来る事出来ない事などあると思います。
でもやらないと分からないし、棟梁の気持ちと施主の気持ち、そして現場監督の気持ちも同時に分かる良いチャンスだったりします。
これからの大工を担う菅谷棟梁には、良くも悪くも成長してもらいたい。
なので私が言い放った言葉は。。
後はお前が全部自分でまとめんだからなっ!
と一言二言言ってやりました(笑)
いつもは自宅から現場に直行直帰出来ていた訳ですが。。
菅谷邸新築工事が始まったら、事務所で発注して現場に行って、そしてまた事務所に帰って来て、発注してやっと帰る。。
そんな感じになりそうですが、これを終えた後の菅谷棟梁は今よりももっと一皮も二皮も剥けて良い棟梁への一歩を踏み出すと思います。
また一つ、私の楽しみが増えた感じですね!
あ・・
もしかして、一番若い棟梁にまで、家を建てる順番。。
負けちゃった?・・・
早く土地買おぅ。。