防火設備の価格上昇、その後
いわゆる、窓の事ですからね。
もうだいぶ前の話になるのですが、防火、準防火地域に建てて、かつ延焼のおそれのある部分に関しては、防火設備(窓の事)の価格が上昇するって話があったかと思います。
※延焼のおそれのある部分とは?
隣接する建築物等が火災になった場合に、延焼する可能性の高い部分のことで、隣地境界線又は前面道路中心線から、1階は3m以下、2階以上の場合は5m以下の距離にある部分のことをいいます。
これね、あんまり詳しく話せない部分も多々あるのですが。。
要はね。。
ま〜、民主党が政権を勝ち取って、開けてはならないパンドラの箱を開けちゃった訳なんですよ。
様は国が定めた基準が低いんじゃないかって事になって、防火設備(窓の事)を造る各メーカーを問いただした訳なんです。
当然、メーカー側としては基準をクリアした窓を造っていたのに、いきなりそんな事言われたら怒りますわな・・
そこで各社共に、新たなライン(工場)にて、新しい防火設備(窓の事)を造る事になったんです。
でも、そこで某メーカーが国に噛み付いたっぽいんですよね。。
こういった時の場合、やはりどのメーカーも足並みを揃えて商品を販売したいのが本音だと思います。
国に噛み付いたメーカーは、お墨付きを貰えないから、お墨付きをもらっているメーカーもうっかり販売出来なくなってしまいました。
それでもようやく話もまとまりまして、中尾建築工房でも新たな防火設備(窓の事)を採用するべく、メーカー側との打ち合わせを行いました!
ちなみにこの窓、前評判では価格は3倍、窓の重量は2倍との前評判があったのです。
さすがの私も『まいったなぁ・・』って感じだったのですが。。
ちょっとどこのメーカーのどこの支店と言ってしまうと、Mr APの正体が分かってしまいます。
彼は何故か中尾建築工房を強く支えてくれる傾向があるので、私としても他社の目があるのは分かっているから、敢えて顔出しと見積自体は社名をふせさせて頂きました。
この三枚の見積書は、過去に中尾建築工房で建てた家の案件を、今回新たに防火設備(窓の事)の価格を出したモノになります。
窓の価格も延床面積で変わるのではなくて、窓を多く入れていれば入れた分だけ価格は上がりますしね。
そしてうっすらと手書きで赤色に書き込んだ価格が、今度から中尾建築工房に入れてくれる窓の価格という事です。
ホントはどんだけ安くしてもらっているかをきちんと出したい気持ちもある。
でも、それをやってしまうと色んな部分でまずい所もありますので、敢えて公開はしません。
でもね、参考までに新たに造られた防火設備(窓の事)が、通常工務店に販売する価格が200万円だったとします。
それを中尾建築工房では、120万円で入れてくれるとの事!
今までの窓価格に比べても、ざっと1.2倍を下回る価格です!
そして更に、他にも色んな方法を検討して、出来る限りコストアップをしない方向で窓の価格を調整してくれるとの事でした〜☆
いや〜、やっぱり思うのですが、人が人の家を造っている訳です。
この仕事をやっていると、何故か元請け(ここで例えるなら中尾建築工房)が偉くて、下請けが泣かされる風習があるんですよね。
でも、中尾建築工房の場合は、一緒にどの様にしたら、みんな良くなるかって考えてくれるメーカーや協力業者の方たちが居てくれています。
こういった人たちを大切にするからこその、特別価格なのでしょうね。
こうしてこれから防火、準防火地域に建築をされる方達にも、出来る限りリーズナブルな価格で新たな防火設備を選んで貰える様になりました!
Mr APさん、ほんとにありがとう!
お礼に今度、うちの息子が『わいけぇ〜けぇ〜、え〜ぴぃ!!』って言う所をリアルにお見せしたいと思います(笑)
なんだかあのCMが流れると、一緒になって言うんだよねぇ。。
なんなら私も一緒に言いますが(笑)