葉山町下山口|造作で造る在来浴室から見る景色
施主施工で壁を塗ったり、ウッドデッキをご自身で造ったりする方が居らっしゃる傍らで『施主施工?!いやいやそれはプロにお任せして〜』と言う方も居らっしゃいます。
この辺りはホントに千差万別なのですが、今日は住宅内の浴室について、ちょっとお話をしてみましょう。
今時の一般住宅で浴室と言えば、ユニットバスルームとかシステムバスルーム。
これはパネルを継ぎ合わせて、漏れの無いモノを簡易的かつローコストに造れます。
それぞれユニットバスメーカーも多数存在しておりまして、ローコストタイプからハイグレードタイプまで、多数のラインナップが揃っております。
今時ではユニットバスの需要がとっても多い理由としては。。
◯価格面
比較的ローコストで出来る事
◯工期
一日で終わります。
◯メンテナンス面
どこかパネルが割れたり劣化したりすれば、交換出来たりします。
◯防水性
これもユニットになっているせいで、高い防水性能があると思います。
◯断熱性
ユニットバスパネルの裏側に断熱がなされているから、あんまり寒いお風呂が無くなった。
こんなメリットがあるから、浴室はユニットバスがとっても多くなりました。
では、それ以前の浴室って、皆さんは記憶にあるでしょうか?
通称、在来風呂とか呼ばれるのですが、軸組に対して防水を掛けたり、左官下地を造ったりして、タイルが貼られている浴室です。
私達が子供の頃は、ほとんどが在来風呂だったのではないでしょうか?
この在来風呂、私が大工の修行時代にはまだ、結構造っている工務店さんもありました。
ところが今ではよほどの事が無い限り、浴室はユニットバスになってしまっています。
理由としては。。。
◯価格面
最低ラインの商品を使っても、ユニットバスよりも高くなる。
◯工期
下地から地道に造るので、工期が長い
◯メンテナンス性
あまりよろしく無い。。
◯防水性
防水するから防水性はあるけど。。。って感じ
◯断熱性
あまりよろしく無いかも。。
こういった事情がありまして、今ではほとんどの家が新築するにあたって、システムバスルームになってしまうのです。
でも、世の中にはそういった枠組みにハマらない方が実は居らっしゃいます。
なんとまぁ、とっても大きい在来工法の浴室です・・・
照り返す日差しが入っているので、外の景色が真っ白にボケてしまっております。
ちなみに真っ白な部分は全てオーシャンビューでございます!
浴室から眺める景色がこれですから、さぞお風呂タイムは長くなってしまうかもしれません。
朝風呂なんてのも、とっても気持ちの良いモノだと思います。
浴室の内部は、腰高さ上全面に青森ひばの羽目板を惜しげも無く、張り巡らされております。。
青森ひばには森林浴効果がある為、この様な使い方は確かに効果的。
でも、コストも半端なくなるから、普通は選ばれたりしないんですよね。。
青森ひばについて詳しくお知りになりたい方は、リンクをクリックしてね。
まさに在来風呂の醍醐味と言いますか、王道を突き進んでいるなぁと思ってしまう浴室です!
在来浴室にする事で、この様に青森ひばやレッドシダーの羽目板を貼ってみたり、全面タイルにしてみたりね。
やりたい事を可能な限り造作出来てしまうのが、在来風呂になります。
費用に関しては、その造り方によって違うのですが、まぁ、あんまり安くなるとは。。
思わない方が良いかもしれませんね。
でも、その代わりにとっても素敵なバスルームが手に入ってしまうのよねぇ・・・