横浜・鎌倉・逗子・葉山で建てる無垢材と自然素材の家なら中尾建築工房

自然素材の家を体感する【見学会申し込み】

お気に入りの無垢オークフローリング|果たして販売されているモノなのか?!PART Ⅱ

 
  2018/12/29
お気に入りの無垢オークフローリング|果たして販売されているモノなのか?!PART Ⅱ
この記事を書いている人 - WRITER -

葉山町長柄に新築の住宅プロジェクトで、検討されている無垢のオークフローリング。
前回探し出した、お気に入りのフローリングは。
nara-kashi-oark-hokubei5.jpg
メーカーに直接連絡をすると。。
オーク材は生産中止、残っているのはクリ(チェスナット)のみと言う事でした。
仕上げとしては無塗装だったり。
ウレタン塗装仕上げだったり。
自然塗料の仕上げが選べるとの事。
んー、やっぱり。
なかなか国内には、北米産のオークフローリングは無い。
クリ(チェスナット)だと、オークに比べてさらに深い味わいは出るのだけど。
この1種類では選択肢としては、少ないかもしれない。
さらに。
メーカー様の動き、超遅い(笑)
先週の金曜日に、見積もり依頼とサンプル請求をして。
まだ来ない・・・
普通のフローリングなら、商社経由無しで調べたりもするのだけど。
この手のフローリングは、商社経由で調べてみても。
ほぼほぼ、日本国内に在庫は無い様。
そんな訳で。
もうちょっと、調べる事にしました(笑)
まぁWEB検索をするとしたら。
キーワード入れて、少なくとも10ページは見ております。
1ページで広告以外のオーガニック検索情報は10HITありますが。
単純に100ページは情報を見ている事になる。
結構、しつこい(笑)
逗子海岸の花火見てる場合じゃ無い。。

キーワードを変えて、さらに調べるけど。
最終的には、すべてを見尽くしたほど。
もう情報が無いって位になる。
そして、明らかなのが。
激安品の無垢のオークフローリングは。
たいてい、中国産のモノになる(笑)


ただねぇ。
現場上がりの私から見ると。
ただ価格だけを見て選ぶのは、リスクが有り過ぎるんです。
フローリングだけに限らない事なのだけど。
一括りに言えば、すべては建材と言う括りになるんですけどね。
業界的には、A品、B品、C品と。
それぞれ、グレードがあったりします。
簡単に言えば。
A品は、商品のほぼ100%が使える品物で。
B品は、ちょい訳あり的な品物。
フローリングなどの場合は、2〜3割が反りや屈折していて。
あまりにも悪いフロアは、現場でポイ捨てする事になる。
C品の場合は、想像出来ると思うのですが。
nara-kashi-oark-hokubei7.jpg
ほぼアテッ木と言っても良い位。
反りや屈折がひどい品物だらけになるので。
現場では。
「使えるフローリングが無いじゃんかよー!!」
と。
大工さんから監督に、文句の一つや二つどころでは無いクレームが入る事になる(笑)
私が今までで見た中で、一番ひどかったフローリングは。
輸入ログハウスのフローリング。
まさに画像の板同様、変形しまくった板でした。
しかも北欧製と歌いつつも、なぜか実は中国製。
もともとの検品も悪いですし、コンテナ輸送時の湿度管理も出来てないから。
尋常では無い反りやねじれがあるので、現場では。
端から釘をこまめに打ちつつ、踏みつけながら。
反りや歪みを直すのだけど。
直らないモノは、何をやっても直らない。
最悪の場合は。
nara-kashi-oark-hokubei8.jpg
こんなんなったりする可能性もあります・・・
あまりにも材料が悪いと、責任も取れないですしね・・・
何れにしても、普通の1820mm×303mmのフローリングに比べて。
無垢材の床の場合は、現場で働く大工さんの手間も割増になります。
仮に並べたり、色むらを見たながら貼る作業だし。
何よりも小さいフローリングは、とにかく1日に貼れる面積が限られてしまう。
30坪の家で、普通の1820mm×303mmのフローリングなら1日で張り切れるけど。
細かい無垢フローリングになると、まぁ何日も掛かると言う訳で。
フローリングの価格もさる事ながら。
あまりにも低いグレードのフロアは、選ばない方が賢明と言えるでしょうね。
そして。
無垢のフローリングを貼るなら、可能な限りは。
ご自身で塗装が出来る様になる事をお勧めします。
nara-kashi-oark-hokubei9.jpg
これは朝出社したら、ポストに届けられて色板見本板。
オスモカラーの担当さん、昨日の夜か今日の朝に届けてくれたみたいでした。
頑張りますなぁ・・頭が下がりますね。。
これの撥水能力は。
nara-kashi-oark-hokubei10.jpg
見れば分かると思いますけど、すごい撥水能力ですよね!
この後、1時間以上は放っておいたけど。
水ジミにはなっておりませんでした!
さすが、木にはオスモ!です☆

杉の無垢材の様に、柔らかみを重視するなら無塗装が良いけど。
ある程度、汚れて来たら。
塗れる様にするのもアリでしょうし。
何れにしても生活が始まれば、お子さんがジュースをこぼしてしまったり。
ご飯を食べれば、床に食べこぼしを落とす事もあるでしょう。
料理をしていて、野菜やお肉、魚の一部が床に落ちてシミになったり。
子供がおもちゃで遊んでいて、傷がついてしまったりとか。
そんな事で、子供を怒りたくは無いですもんね。。
あまりにも暖房を掛けすぎて、割れや剥がれなどが出た場合とか。
自分で塗れたり、メンテ出来るスキルがあると。
わざわざ私たちみたいな業者を頼らず、自分自身でメンテが出来る様になる訳で。
その分、浮いたお金で。
船に乗って、魚を釣った方がコスパも良いし、オーガニックでもありますよね(笑)
別に魚じゃなくても良いんだけど。
最近お越しいただく方は、みんなお魚好きですもんね!

そんなこんなで、ありとあらゆる探求はしておりますが。
nara-kashi-oark-hokubei11.jpg
これは幅が均等では無いですが、57mm幅で取り寄せも出来るのだそう。
この他、食わず嫌いもよろしく無いので。
某メーカーの厚貼り単板も取り寄せました。
おそらくメイドインチャイナなので・・・
久しぶりに登場する、シンチレーションサーベイメーター。
今はもうやってないけど、放射能の線量が心配だった時期に。
全棟、放射能測定をやっていたのよね。。
とってもお高い機器だったので、使ってみる(笑)
nara-kashi-oark-hokubei12.jpg
メイドインチャイナの厚貼り単板フローリング、放射能測定の結果は。
nara-kashi-oark-hokubei13.jpg
なんと(笑)
とっても低い数値でございました!
これなら比較検討しても、良いのではないでしょーか。
と言う事で、お気に入りの無垢オークフローリング。
価格面、施工性、後々のメンテ。
色々と検討しながら、素材を選んで頂きたいと思いまーす☆


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

木を使っているからこそ伝わるぬくもりや香り。
漆喰によって心地よく湿度調節された空間。

木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
一世一代の大きな買い物、住まい。

後悔しない家づくりのためにも、まだ自然素材の家を見学していない方はぜひ一度、体験されることをおすすめします。
弊社の見学会では、予約制で1組ずつ1時間程度の時間をいただき、中尾建築工房が実際に手がけた建物をご案内しております。ご予算から素材、構造まで、あなたのご質問・ご相談に代表の中尾が責任を持って、しっかりお答えいたします。

すでに入居されている建物の場合は、その住まいのオーナーさんから率直な感想を聞けることも・・・。

曖昧にごまかしたり、嘘をついたりするのが嫌いなので、どんなことにも正直にはっきりお答えすることをお約束いたします。

しつこい営業なども一切いたしませんので、安心してご来場ください!

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。