2016年相模湾キハダマグロ釣り|俺のマグロはサメにはやらねぇ!電気ショッカー改良バージョン☆
だいぶ風も涼しくなって来ましたが、相も変わらず海へと出船中。
ま、何匹釣っても、あの感覚はとっても楽しいですから、なぜか港に足が向いてしまいます。
けれども、9月に入ってからというもの、私の竿が海面に突き刺さる事はほとんど無く(笑)
カツオの仕掛けでは無く、マグロの仕掛けで挑んでいるせいもあるのか。
喰ったっ!
と思っても。。
なぜかマグロの仕掛けにカツオが喰っちゃったり・・・
私が狙っている、肝心なデカいマグロが今シーズンは未だ釣れず。
そしてまた、沖合の洋上で吠え放つ一言!
「お前じゃないんだよ〜、俺が狙ってんのはよぉ〜!(語尾上げの三崎弁調)」
そして同船されている方からは、大笑いされ何故か船上は大いに盛り上がる(笑)
そんな状態で台風続き。
一体いつになったら、マイ電気ショッカーを使うのか?!
そんな事もありましてね。
たまたまお隣の方が喰わせた時に、ショッカーを投入する機会があったんです。
ショッカーを使う理由は、少しでも早くマグロを取り込み見たいから。
モタモタしてると、せっかく掛けたマグロもね。
ご覧の通りに、サメに喰われて。
完全体で上がって来る事が中々無いからなんです。
なので、マグロさんをピリピリさせて、感電させてる間に一気に取り込んでしまおう!
抵抗の無くなったマグロをどんどんリールで巻いて、サメに喰われる前の完全体で取り込みたいんですよね。
本当は船宿さんの方で、船自体にサメショッカーでも導入してくれると宜しいのですが・・
で、相模湾のキハダマグロ釣りってのは、サメゾーンがどんどん範囲が広がってる。
去年までは水面から水深50mまでがサメゾーン。
今年はさらに広がって、水深60m辺りにもサメの反応が。
ひどいと水深100mにもサメの反応が出ちゃったりしてるのです。
そうなると、捕獲するにはスピード勝負。
少しでも早くマグロさんに電極を届ける為に、私のショッカーはオプションでお願いしている為、全長50mと電極のコードがとっても長い。
だから降ろす際に、電極のコードで手前マツリになってしまいました。
それでも下ろしてみないと効果もはっきりと分かりません。
船頭、中乗りさん、私の三人でショッカー投入をしてみるも、中々ショッカーが魚まで落ち切りませんでした。
しかも船頭山ちゃん、ショッカーのスイッチを持たせるのは少々危険。
私が電極を手に持って、マグロと格闘している方の竿を引き寄せ。
道糸をたぐって電極を道糸に通そうとしている時に。。
船頭
『中尾さ〜ん、これってこのスイッチを今、押しても良いの〜?』
私
『今スイッチ入れたら、俺がピリピリしちゃうじゃねーかよっ!(怒)』
そうなるのは分かりそうなもんですけど、船上はこんな会話で乗客も船頭も一緒に大爆笑(笑)
そしてなんとか手前マツリをほどきつつ、ショッカー投入なるも。。
魚に到達する前に仕掛けが切れてしまってバレちゃった。。
ん〜、これだとちょっと厳しいなぁ。。
そんな訳で、早速マイ電気ショッカーを改良する事に。
これは金物屋さんをフラフラ見学して、巻き取りにちょうど良さげな水道の空リールを発見。
前回の釣行で電極コードの長さも分かる様、1m単位で黄色のテープを目印に。
5mずつで赤いテープを目印にしてみました。
そして船上での動作をイメージをしてみたのですが、降ろす動作は良いにしても。。
巻き取る時に、ドラムに巻きつけるのがとっても大変。
これじゃー駄目だべな〜と考えまして。。
あまりお見かけしないであろう250Vのコードリール。
通常のコードリールは大抵100V。
実は。。
ご覧の通り、電源コード側は100V。
そしてショッカー本体の中には、変換器が付いてまして、電極側に出力するには250Vで出力しています。
となると、電極側のコード自体は三心。
となれば三心250Vのコードリールのコードを撤去して。
代わりにショッカーの電極コードを巻き付けてしまえば。
電極投入も、巻き取りも、どちらもスムーズになるのではないかと思った訳です。
そして。
電気の事なら、私が最大の信頼をしている電気工事の星野さん。
前々から相談に乗って〜とお願いをしてまして(笑)
『コードリールの改良なんてやった事ねーよぉ〜(語尾上げの完全なる三崎弁)』と言われながらも。
私が現役大工の頃から、こ〜じゃね〜、あ〜じゃね〜と。
どうやったら綺麗に収まるか〜なんて事を言い合いながら、現場作業をしていた事が懐かしく思われるかの如く。
『ここを外せば、そっくり抜けんじゃねーかな・・』
『このビス緩めたら、全部そっくりバラけちゃうんじゃないかなぁ。。』
なんて思いつつ、二人でどうしたら良いのかを実験的に行ってみました。
そもそも、コードリールはこうやってバラして使うモノではございません。
図面を請求しても、貰えるどころか。。
『そーゆー使い方はしないで下さい!』
と、メーカーさんに一喝されてしまうのは、聴く前から分かってます(笑)
なので、良い子は真似をしないで頂きたいって所ですかねー
そして作業は悩みつつも進みまして、綺麗にバラせる所までたどり着きました。
なるほどー、中身はこんな感じになってる訳ねーと。
これならなんとかなりそうって事で、元々付いていた三心のコードから、ショッカー電極付きコードを移植するべく!
どのコンセントに接続しても、ショッカーに電気が流れる様に改良して頂きました!
そしてスイッチON!
ブーと言う音量と共に、電極に電気が流れる事がしっかりと確認出来ました!
これをやってみて良かったのは、テスターを見てると。。
最初の2秒くらいは電圧があまり出てない。
3秒以降から、しっかりとした通電になるタイムラグがある事が分かりました!
これ、ショッカー屋さんが見たら、思わず笑ってしまうんだべな(笑)
こうして対相模湾のキハダマグロ釣り用電気ショッカーが、スムーズに投入出来る様改良されました!
あとはサメの攻撃を如何に受けずに、ショッカーでマグロさんをピリピリさせられるか?!
実釣するだけですね!
星野設備の星野さん、わがまま聞いてもらってありがとうっ!
気合入れて、マグロ釣ってきまーす⭐︎
にしたってこれ、相模湾では絶対に俺だけなんだろうな。。
ショッカー持ってるアングラーなんて。。