価値観のある無垢板を使いたいっ!!Part2|ナラの造作材が到着☆
と言う事で先日にご紹介した木材が、岩手の製材所から直接届きました!
この木材、噂では聞いていましたが、岩手県森林組合連合会の平野氏によると『建具材なんじゃないかな〜』って事を密かに聞いてました。
建具材って言うと、木材の中ではかなり高級な部類に入ります。
これは広葉樹でも針葉樹でも同じなのですが、建具材と言うのは基本的に釘打ちしたりする事が出来ません。
釘打ちして固定しない=よっぽど木目の素性が良くなければ、木材の好きな様に動いてしまいドアなどが閉まらなくなったり捻れてしまったりするのです。
広葉樹の建具材は樹種に限らず高級品です。
針葉樹などでは青森ひばや備州ひのきなどが有名なんですよね。
木目も柾目であり、のちのち狂わない(木が暴れない事を指します)木材でないとなりません。
では今回、送られて来たナラの木は。。
柾目もあるし、板目の木材も素性がかなり良いです。
さらに10年間ほったらかしの割には、あんまり汚れていません。
推測するに低い湿度の環境で、きちんと地面から話して積んであったのでしょうね。
乾燥状態も手で触ると、明らかに良好です。
私は大工でしたから、乾燥度合いは手で触ればたいていのモノは分かります。
これはなかなか良いですね!
しかも天然乾燥での、この乾燥度合いは素晴らしい!!
さっそくこの木材を事務所の1Fにある工場にて、プレーナーマシンに通してみます!
木を挟んでいる機械がブレーナーという機械です。
横幅450㎜以内の木材でしたら、この機械で一発削りが可能!
やはり無垢材を扱う設計事務所+工務店としては、当たり前の様にこの機械が無いと話になりません。
ちなみに後ろの方にある緑と白色の機械は、ブレーナーで切削したかんな屑を吸い込んでくれている掃除機みたいなモノですね。
これが無いとかんな屑が薪散りますから、鼻やのどなどがすぐに辛くなります。
これならセルフビルドをされる方にも、負担が軽い!!
実に効率の良い機械の組み合わせでございます。
そして切削した板にウォルナット色の自然塗料を塗り込んでみました。
ん〜、なかなか良い色が出て来ていますね〜
自然塗料は塗ってからすぐに色合いが定着する訳ではなく、2〜3日経ってからの方がきちんと発色します。
これも2〜3日経てば、もう少し深い色が出て来て良い感じになりますね!
たまにくせモノなのは、削ったばかりの時にはムラが無いけど、色を入れた途端にムラの出る木材などもあります。
でも今回のナラ無垢板に関しては、そういった事は無い様です。
あとは岩手の製材所さんが一体いくらで交渉に載ってくれるかが、肝ですね!
ではでは、広葉樹の無垢板近況報告でしたー☆
やっぱり針葉樹に比べて木目の密な感じ、そして照り(つやなど)も広葉樹の方が良いし高級感もあります。
アンティークで使うにしろ、広葉樹の方が深みがあるのでタモのカウンターにもひけを取らないでしょうね!
週明けにでも製材所さんと交渉をさせて頂きましょー!