セルフビルドで書斎のデスクを造りたい!葉山町堀内『のんべんだらりの家』
既に引き渡しは終わっていて、大変だった天井と壁の珪藻土塗りも終わった葉山町堀内『のんべんだらりの家』
新築の注文住宅は、すでに建て終わったのだけど。
今度は、書斎に使うデスクと本棚を造りたいと言う相談がありました。
すでに材料は購入済みらしいのだけど、私が電話で聞いてる限りでは。。
イマイチ、なにを仰られているのかが分からない。
まー、まとまってないからなんでしょうけど。
なので、実際に事務所に来てもらって、どうしたいのかの説明をしてもらう事になりました!
中尾建築工房の打ち合わせスペースには黒板がございます。
この黒板に色々書き込みますので、非常に便利だったりするんですね。
造作関係は、私が元々スーパー大工でしたので、分からない事などありません。
だから収まり具合について、不鮮明な部分を最初に見つける事が出来るんです。
オーナーご主人様は、これから半独立的な働き方をされるとの事ですから、このデスク作りは非常に重要度合いが高いのです。
と言う事は、失敗させる訳にもいかない。
とは思いつつ、どんな感じでご主人の説明を聞いているかって言うと。。
完全にダラダラモードで話の説明を聞いています(笑)
この日は、あと一組の相談を聞いたら仕事も終わり。
のんべんだらりの家オーナーの相談だけに、ダラダラモードで話を聞いてしまいました!
そしてだらりとはしておりますが、指摘する部分に関しては。
そこはやっぱりスーパー大工ですから、一つ一つ明確な指摘をさせて頂きます。
段々と、収まり具合が頭のなかに入って来たみたいです。
そして私は、新築相談の対応をしなくてはなりませんでした。
ので、やり方だけを説明して、しっかりと頭の中で収まりを整理して、さらに黒板にも書き加える様にしてもらったんです。
ここで大事なのは、自分の頭の中で、立体を作り上げてからセルフビルド作業をしてもらいたいんです。
私が現役の大工だった時、頭の中でフレームや収まり関係を全て立ち上げる事をしてました。
図面も端から端まで、しっかりと立ち上げてから出ないと、作業に無駄が出てしまいます。
そしてより綺麗なおさまりを心がけておりましたので、頭の中で整理をする事の大切さをなによりも知っています。
セルフビルドだからと言って、適当な造りになるよりは。
大工と同じ様に頭を使える様になれば、より大工に近いクオリティのDIYが出来る様になるんです。
現に中尾建築工房のオーナー様には、DIYには全く興味の無かった方が来る。
そしてやり方、コストダウンの説明をして、手ほどきをする。
そうすると、DIYがめっちゃ大好きになっている方が、多く居らっしゃるんですよね。
そしてこの様に材料の木取りをして、板の枚数を確認。
そして組み上げる際にも、パーツの忘れが無い様に。
それぞれチェックを入れて、仕上がり寸法を記載して、後はカットし組み上げる事だけになりました。
実際に造るのは、はっきり言って簡単だと思う。
むしろ、その前段階の作業がしっかりしてないと、全然作業も進まないんだよね。
これがいわゆる、段取り八分。
段取りが八割終わっていれば、後は二分しかないのだから簡単でしょ?
と言う事なんですね。
デザインがお仕事のご主人様ですから。
それなりの仕上がりで、造作をコンプリートして頂きたいと思います!
後は手が震えなければ!
まぁ、だいじょうぶかな(笑)
今週末の作業、頑張っちゃってくださーい⭐︎