パインのフローリング|松やパインの無垢材に潜む○○とは?!
中尾建築工房で家を建てるオーナーの皆様は、それぞれご自身のお好きな木材をフローリングにお選びになられます。
針葉樹の無垢のフローリングなら。
岩手県産の唐松や杉の床。
これはリビングダイニング一面に、杉の床を張った茅ヶ崎の家。
そしてこちらは、唐松の床を一面に張り巡らせた葉山の家。
どちらも着色や塗装はせずに、無垢材の生成りさを楽しむ感じですね。
これらの床材、なぜに岩手かと言えば。
実は、ここにもこだわりがありまして。
以前は長野などの木材でも良かったのですが。
日本列島が全国的に暖かいせいなのか。
それとも、免疫がついてしまったのか?
関東に近い産地では、松喰虫が混入しているケースがありました。
彼らは線虫なので、それがフローリングに加工されて。
施工してから、出て来るとか。。
ある意味、何より怖いホラーになり兼ねない・・・
ですんで、そう言った線虫が生きられない。
死んでいても、線虫が居るってだけで嫌だと思います。
そんな理由がありまして、遠いのだけど。。
安心な、岩手産材を採用してたりするんですね。
そして今度は広葉樹。
最近はこちらのフローリングをお選びになられる方も多いんです。
広葉樹なら、白太の部分以外には虫はおりませんので。
まず、安心して選び事が出来ます。
この家は広葉樹のメープルを選ばれた、逗子の家。
こちらは広葉樹のフローリングでは、鉄板とも言えるでしょう無垢のオールチーク床材です。
どの無垢の床材でも、それぞれ特徴があるので。
かなり個性が出てると思います。
そして今回、横須賀市長瀬に建つ家は。
私の見立てでは、どうやらパイン材がお好きな様でして。
そう、ここからが本題の。
松やパインの無垢材に潜む○○とは?!
これ、なんだと思いますか!
虫では、無いです(笑)
実はですね。
松系の木材と言うのは、誰しもが聞いた事のある○○があります。
この○○、正確に伝えると○○○○って言います。
はっきり言えよ!って(笑)
はい、ヤニですね。
○○○○だと、マツヤニになります。
ね?!
聞いた事くらいはありますでしょ?!
無垢の床材ですし、乾燥もしっかり人工的に行います。
水分は抜けるのですが、ヤニは完全には取り切れません。
なので、それがどれほどのものなのか?!
実際に取り寄せたパイン材のサンプルを、薪ストーブに乗せて温めてみます。
すると、すぐにヤニが表面に出て来ました。
「オォ〜、ほんとだ、ペトペトするー」
松やパインはもともと、ヤニを持っているから。
室温が暖かくなると、ヤニを出します。
なので、エアコンをガンガンつけたり。
薪ストーブで温めたり。
暖房をつけてなくとも、日当たりの良い掃き出し窓の近くなど。
そんなところに張られた場合、出やすいです。
対処方法もあるんですけど、それはあんまりお勧めしない。
むしろ、出るなら。
出し切ってしまった方が、一番ナチュラルな方法なので。
と言う事で、松やパインの無垢材に潜む○○とは?!
ズバリ、ヤニでございまーす。
ペトペト、嫌なら。
杉とかにした方が良いかもですねー☆