横浜・鎌倉・逗子・葉山で建てる無垢材と自然素材の家なら中尾建築工房

自然素材の家を体感する【見学会申し込み】

三浦市三崎町小網代|建て替えと共に行う一部改修工事のチェックで気をつける点

 
  2018/12/24
三浦市三崎町小網代|建て替えと共に行う一部改修工事のチェックで気をつける点
この記事を書いている人 - WRITER -

網代って地名は伊豆の方にもある。
三浦市三崎には小網代って地名がある。
これってなんか関係あんのかな・・
ふつ〜の網代と小さい網代・・
そんな事を思いつつ、三浦市は三崎町小網代にある、建て替え案件のお宅へ、下見に行きました!
以前にも一度見ているんだけど、今回下見をしたのは家の全体って言うより、一部改修工事を行わければならない部分を見に来たんです。
設計担当から見積もりをするために私の所に図面が廻ってきたのだけれど、設計担当の見解的にも、私から見ても『これなぁ・・・』って思える節があったんですよね。
んで、ちょっと心配な部分があった為、見に行く事にしたんです。
miurashi-misaki-koajiro-s-tatekae-kaishuu.jpg
これは地上に出ている建物になるのですが、この下には地下車庫が存在します。
以前に業者さんにお願いして造られていたモノなのですが、今回の建て替え工事では、地下車庫も再利用します。
そしてペントハウスも必要になるのですが、このまんまでは同一敷地内に存在するため、建築確認申請的にも、完了検査的にも、通らない部分が多々ありますので、改修工事を行わなければなりません。
さてと、中身を見てみっか・・・


miurashi-misaki-koajiro-s-tatekae-kaishuu2.jpg
扉を開けると、地下へと続く階段がありまして、ペントハウスの裏側はこの様な造りになっていました。
なるほど・・
まー、はっきり言って、これでは検査通る訳無いっすねぇ・・
それにしたって、こうなった経緯は分かりませんけど、なんだか家の造りと言うよりは、海の家の造りに近い感じに思えます・・・
10年位前に中尾建築工房が請け負った逗子海岸の海の家よりも質素な感じかもしんない・・
ホントはぶっ壊してやり直したい気持ちも山々ですけど、なんでもやり変えてしまえば、お金も掛かることですしね。
再利用出来る所は再利用するとして、現状のまんまだと火災があった場合には非常に危険だと思います。
だいたい、家って言うのは燃えない造りになっているのが通常なんですけど、これは明らかに燃えてしまう造りなんです。
屋根や外壁が鉄板丸出しって事は、不燃になっていないと言う事。
よく、鉄板は燃えないと勘違いをされる方も居らっしゃるんですけど、鉄板って燃えてしまうモノになります。
鍛冶屋さんが鉄に火を入れて叩く光景をご覧になった事のある方も居らっしゃるかと思いますが、あれって鉄が燃えてますよね。
この貼られている鉄板はおそらく厚くても❜(コンマ)4mm程度の厚みしか無いから、当然火災があった場合には燃えてしまいます。
なので鉄板は剥がして、燃えない下地を造る必要があるんですね。
せめて防火性能のある構造用合板で耐力の向上をしつつ、燃えませんよ〜的な造りに変更。
屋根や外壁なんかは、これから建てる家に合わせた外観にするとして、室内も断熱やプラスターボードの施工も必須になるでしょう。
んでね、この辺りの話は建築士であれば、だれでも分かる部分だと思います。
設計と話をした部分で多いに不安があったのは、ここの部分。
miurashi-misaki-koajiro-s-tatekae-kaishuu3.jpg
これ、広い地下車庫を支える為に設けられたコンクリート製の梁材になります。
現場で打ち込んだ梁材だと思われますけど、クラックが入っています。
このクラック、ただ単純に表面だけ割れているなら、まだ目を瞑る事も出来なくないでしょう。
所がこの梁材の4面箇所全て同じクラックが一周廻ってしまっているんです。
見た感じだと、水が廻っている様子はないし、クラック幅もたいした事はありません。
でも、こういったクラックは、地下車庫自体が振動で揺すられた時にクラックが拡がるかもしれないし、欠けが生じたりする事もあるでしょう。
更には水などに侵食されれば、内部にある鉄筋だって腐らせる事に繋がってしまいます。
なので、このクラックが梁材の表面だけ4面に発生しているのか。。
それともクラックが貫通してしまっているのか。。
いずれにせよ、一度はどこかを削ってみて、なにかしらの対策をした方が良いかと思いました。
こんな部分の不安もありまして、下手にペントハウスを解体して、新しく作り変えるのはちと微妙・・
なるべくそ〜っと、かつ耐力も出る様に改修出来る方法で施工をしたいかと思います!
と言う事で建て替えと共に潜んでいた改修工事のチェックで気をつける点。
きちんと出来ているであろう。。。
特に問題は無いであろう。。
そんな認識ではなく『もしかしたら。。』と言う視点を持って、計画を進めた方がmastだと思います。
なのでくれぐれもこういった案件を今まさに進めていらっしゃる方が居るのであれば、職人さんに直接発注をするのではなく、きちんと建築設計事務所の機能も持っていて、かつ施工能力のある工務店さんに話を聞く方が良いかと思います!
職人さんの中では、こ〜ゆ〜のを見ても『クラック?まぁ平気だべ!』なんて言う方、結構居らっしゃいますので・・・ね(笑)


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

木を使っているからこそ伝わるぬくもりや香り。
漆喰によって心地よく湿度調節された空間。

木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
一世一代の大きな買い物、住まい。

後悔しない家づくりのためにも、まだ自然素材の家を見学していない方はぜひ一度、体験されることをおすすめします。
弊社の見学会では、予約制で1組ずつ1時間程度の時間をいただき、中尾建築工房が実際に手がけた建物をご案内しております。ご予算から素材、構造まで、あなたのご質問・ご相談に代表の中尾が責任を持って、しっかりお答えいたします。

すでに入居されている建物の場合は、その住まいのオーナーさんから率直な感想を聞けることも・・・。

曖昧にごまかしたり、嘘をついたりするのが嫌いなので、どんなことにも正直にはっきりお答えすることをお約束いたします。

しつこい営業なども一切いたしませんので、安心してご来場ください!

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。