葉山町一色|造作机は施主施工でオリジナルが造れるか?
ん〜っと。。
先日、お引き渡し済のオーナーさんから、こんな連絡をもらいました。
家はこんな感じのテイストの家になりま〜す!
オリジナルデザインのロートアイアンの手摺は、やっぱり良い感じで映えていますよね!
んで、頂いた相談はこんな感じの内容です。
こんばんは!
実は作業机を作ろうと思いまして、考えてみたんですが…
中尾さんからみて現実的に大丈夫そうかどうか教えて頂きたいのです。
・机の天板は無垢集成材(タモorナラ)
・天板の穴は電源コード等を隠す収納
・コの字型に幕板を貼る
こちらのオーナー様、相変わらず文章短いので分かりにくいのはいつもの事(笑)
でも参考の画は書いてくれてるみたいでした。
ちょっと画とモノの縦横比が合ってないのは、一般のオーナー様が書いたって事でご愛嬌(笑)
そっか、そっか、こういったモノを作りたい訳ね。
ん〜っとね〜
Mailで返事するのは大変なので、私が直接Mailを貰った翌日に伺いました。
でも、その日はご不在・・
なので、こちらの方で説明をしておきましょう。
内容はこんな感じでしょ〜
- 机の天板は無垢集成材(タモorナラ)
- 天板の穴は電源コード等を隠す収納
- コの字型に幕板を貼る
まず奥行き500mmで、長さが2間(3640mm)近くもある事から、素材は確かに広葉樹か広葉樹の修成材になるでしょうね。
仮に集成材で造るのであれば、カウンター材を2枚購入してもらう感じかな。
机の真ん中にある引き出しは、側のみ、カウンターと同素材で造って、内部の方は軽いシナベニヤなんかで良いかと思います。
机の天板を支えるフレームは、カウンター材を切り裂いて、二枚に貼り付け合わせれば、充分強度のある柱や根がらみになります。
ただね、広葉樹の木はホームセンターで売ってないと思います。
おそらく長手に割いたり、接ぎ合わせるテクニックは一般の方にはさすがに無理です。
これは自分で、中尾建築工房の作業場で造るしか無いと思います。
機械モノを結構触るだろうから、これは私が事務所に居る時じゃないと駄目ですからね〜
んで、天板の穴。。
これは全然問題無いと思います。
丸〜く穴をカットする為にはジグソーという工具を使って加工します。
ただ、広葉樹の厚モノをカットするのは、私の持っているハイパワーのジグソーじゃないと無理だから、これも作業場加工ですね。
後、コの字型に幕板を貼るってあるけど、どこの部分の事だろう。。
根がらみではないんだろうけど、カウンターの天板に幕板を付けるつもりなら、必要ないかと思います。
その変わり、広葉樹のカウンター材の厚みは30mmは必要でしょうね。
後はそうねぇ〜
多分、引き出しの部分なんかは、敢えて固定はせずに、フリーにも出来る様にした方が使い勝手としては良いかと思います。
引き出し部分の下にキャスターを付けて、天板との隙間は15mm程度の間隔を空けて、引き出し収納を造る。
そしてその隙間を埋めるのは、15mm程度のパッキンを2枚ほど挟んでおけば、充分天板の耐力は取れるかな〜と。
ま、好き好きだと思いますので、まずは頑張って造ってみてください!