無垢板でシンプルな神棚を造りたい!|赤ケヤキの無垢板をDIYで削ってみよう!
つい先日、上棟したばかりの葉山町一色に建つ童心に還れる家。
こちらの家には神棚が付くのですが、実はこれが施主施行(笑)
神棚と言えば、一般的には神棚セットと言うモノが存在します。
工務店で請け負う工事の場合、神棚を付けてと言われれば。
神棚セットを大工さんに取り付けてもらう事で作業は終了。
この他に必要なお社だったり、神具だったりは、また別途で購入して頂く形になる事が多いんですよね。
ご要望があった場合のみ、神具もこちらで選んで販売する事は可能ですけど、最近はそこまでやりたいと言われる方が非常に少ないのが現状。
神棚セットも購入すれば。
それなりの料金が加算されます。
では、神棚セットでは無いけど、無垢の板を自分で削って。
さらにその板を自分で取り付けできないか?
と言うか、元々は中尾建築工房の大工さんが板を削って現場で取り付け。
そんな感じの見積りだったのだけど。
元大工の私から見れば、こちらのご主人は感覚的な部分を見る限り。
この人、自分で多分出来ちゃうな・・
だったら、そこは無垢板販売のみに切り替えて、板のグレードは赤ケヤキに上げてしまって。
私の考えた照明プランにコストが回っちゃうから、神棚部分でコストダウンをしよう!
と言う事で、ご主人さんに削って頂く事になりました。
板の削り方に関しては、以前も無垢板テーブルを削る方法を動画でアップしておりますので、そちらを見て頂ければなぁと思います。
そして早速ご主人様に、無垢板を削って頂きました!
やはり野生の勘が働くご主人と言いますか。。
ガチな作業は飲み込みが早いんですね。
板のビンタ部分も、なるべく巣の状態に削るべく、タワシで削れば良いですよぉ〜とお伝えして。
木工ペーパーを使うと、ビンタの皮部分を必要以上に削ってしまいます。
それだと質感が変ってしまうので、あえてタワシ(カールケイトとかでもだいじょうぶ)系のモノで擦ったりするんです。
私が大工の小僧(見習いの事)をしていた頃は、荒縄などでひたすら擦る感じでしたが。
今時は荒縄自体も見当たらないですし、そもそもあるモノで充分に磨けます。
だから、これで充分なんですね。
作業自体はご主人の適応能力が高いので、特に問題は無し。
どうやら私の見立てには間違いが無かった様です(笑)
そして、また後日に裏面加工に訪れていただいたのですが、そこでは無垢板自体の反りマジックに翻弄されつつも。
この余裕でございます。
お昼ごはんを食べた後、中尾ライザップに挑んでいる瀬戸と、無垢板を削るオーナーご主人との一コマ。
実はこちらのご主人、トレーニングに関しては本職以上の凄さがありまして。
瀬戸のリクエストによって、こ〜んなトレーニング方法を教えて頂きました!
まさにアクロバティックなトレーニング方法なのですが、中尾建築工房の看板フレームに手を掛けて。
そのまんま、ぐりんぐりんと体を捻ってらっしゃいます・・・
これに感動した瀬戸は思わず。。
『私もこれ、やれる様になりたい!』
私も初めて拝見しましたけど、これは動画で見たくなるほど体をぐりんぐりん廻しておりました。
そして、ご主人には無垢板削りを再開して頂いたのですが。。
手前ではご主人が無垢板を削りながら、反りを確認しています。
私が一般の方に直接、無垢板の削り方を指導する場合、体を動かすよりも。
まずはどこか一番高くて。
どこを削らなければならないか。
これをしっかりと確認しましょう。
と言うお話をしています。
頭がまとまっていないのに、行動してしまうと。
訳ワカメゾーンに突入してしまいますのでね。
であれば、しっかりと削る部分を見極める。
その上で、作業に当たれば。
簡単では無いけれど、出来なくは無い!
と言う事になるんですね☆
と言う事で、無垢板でシンプルな神棚を造りたい!|赤ケヤキの無垢板をDIYで削ってみよう!
やる気になれば、なんだって出来るんだぜっ!!
と言う事に繋がるんでしょうね。