夏場の薪ストーブ用の薪造り|敷地の有効利用方法の巻!
皆さんはお盆休みが明けましたでしょうか?
それとも、今週末までお休みでしょうか?
中尾建築工房は、本日から通常どおり営業をしておりまして。
私に至っては、前倒しでお休みを頂いておりましたので。
お盆休み期間は、通常どおりの設計打ち合わせや。
新規設計案件の現地を下見に行ったり。
溜まったデスクワークの作業をしておりました。
そんな中、葉山に家を建てたOBオーナーさんの中には。
「造園屋さんが伐採した樹木(1m以内にカットした丸太)を頂いたので、チェーンソーを貸してください!」
との事。
中尾建築工房のOBオーナー様に至っては、チェーンソーでも薪割り機でも、ミニダンプでも。
使い方をご存知の方は、好きな時に使って下さいとお伝えをしています。
使い方が分からない方は、動画を見る、もしくは私からの指導を一度は受けて頂く。
そんな感じで、薪造りの作業をして頂いております。
まー普通に買えば、年間10万円は掛かる薪ストーブの燃料コストです。
それを削減出来るなら、少しばかりの努力は必要になって来ますよね(笑)
「しかしこの猛暑の中で、わざわざやらなくとも・・・」
とも思う訳なのですが、やられるとの事でしたので。
しばし、薪造りの観察をしておりました(笑)
薪割り機を使っているけど、暑さはやっぱり暑いはず(笑)
伐採された樹木(1m以内にカットした丸太)は、切り取った時期により含水率が違います。
水を吸い上げる春先から秋口にかけては、水分も割りと多めでして。
樹木の中には比較的、虫などの幼虫も居たりします。
水分を吸い上げていない、真冬にカットした樹木を薪割りするなら。
虫も居ない確率が高いですし、水分もさほどでは無いから。
そのまんま、薪棚に薪を積んでも良いのですが。
暑い時期に薪を割るなら、こんな方法もお勧めをしております。
ただ単純に、アスファルトの上に並べるだけです(笑)
これはですね。
床面がコンクリートでもアスファルトでも、どちらでも良いのですが。
夏場のコンクリートやアスファルトは、相当熱い熱を蓄熱をしておりますから。
外気温と比較して、床面の温度はさらに熱い温度になっております。
夏場に切り出した樹木は水分も豊富ですから。
造った薪をいきなり薪棚に積むのではなく。
蓄熱して熱くなった床面の熱を利用して、薪の水分を抜く。
薪は反ったりまったりしても、建築材として使う訳ではありませんから。
この様に強引な、乾燥方法が利用出来るのです。
ちなみに建築材の乾燥材は、乾燥室の温度が40〜100℃越えとなっております。
敷地にゆとりのある方で、コンクリートの部分にスペースがあるなら。
この様に薪を並べるだけで、水分を抜くのも効率良くなるし。
得体の知れない虫が、後から出てくるのも抑えられます。
これやっとくと、あまりの熱さに。
虫が薪から、出て来たりもしますからね。
ポイントとしては、あまりパツパツに並べない事。
薪をパツパツに並べた事により、床面の温度が下がってしまいます。
日差しに当たり、蓄熱し続けてもらう為にも。
少なからず薪2〜3本分の隙間を開けて、薪を並べてみて下さいね!
それにしたって、とてつもない暑さの中での薪造り。
猛暑のせいもあってか、割った薪からいつもにも増して香りがします。
これは吉田造園さんから頂いたカイヅカイブキ。
これを割ったら、香りがとっても良いとの事をおっしゃっておりましたが。。
私の場合、すでに嗅ぎ過ぎでして。
ぶっちゃけもう、お腹いっぱい(笑)
そして猛暑の中、やはり相当きつかった様でして。
「中尾さん、熱中症になりそうだから帰ります。。」
「ですよねぇ・・・」
「もしかして、何もこの猛暑の中でやらなくてもとか思ってました?!」
「えぇ、もちろん(笑)」
と言う事で夏場の薪ストーブ用の薪造り。
身の回りにスペースがあるなら、こんな乾燥方法もお勧めしたいと思いまーす☆
冗談抜きに今年の暑さはヤバイですから。
薪割りされる方、屋外や屋内で作業をされる方は。
暑さ対策をしっかり取って、作業をしてみて下さいねー☆