逗子駅徒歩圏に自然素材の注文住宅の家を建てる『思い通りの家』上棟⭐︎
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2018年11月9日の大安に、逗子駅徒歩圏内に思い通りの家が上棟しました!
こちらは逗子に建てた方の家を見て、中尾建築工房に訪れて頂きました。
逗子駅に徒歩圏内と言うと、何分までが徒歩圏と思われるでしょうか。
人によっては10分までだったり、20分までが徒歩圏と思う方も居ます。
逗子に土地を探している方なら、きっと分かるでしょうけど。
だんだんと、徒歩の時間が長くなってしまいますよね(笑)
今回のご紹介する逗子の家は、逗子駅から13〜14分の好立地に土地を購入されました。
駅に近づけば近づくほど、土地の価格は高沸します。
そんなに大きい土地は要らない。
でも駅から徒歩圏だったり、スーパーにも歩いて行きたい。
子供が高校に通う事を考えたら、やっぱり・・・
そんな思惑から土地を購入した家族の家が、ようやく上棟までたどり着きました!
1.上棟までにたどり着く経緯はこちら
前回はめでたく地鎮祭まで、たどり着いた事をご紹介させて頂きました。
詳しくは下記のブログをご覧頂ければ、詳しい詳細があります。
いやー本当にこちらの家は、ここまで辿り着くまでに。
本当に様々な事がありました。
施主自身が逗子駅徒歩圏に家を建てるには、やはりそれなりの予算が掛かってきます。
そしてなんとか頑張って購入したとしても、様々な問題も積み上がっている。
それらをクリアしながら進めるしか無いのですが、それが逗子の駅徒歩圏に家を建てると言う事なのかもしれません。
- 隣接する埋蔵文化財の問題
- 急傾斜の問題
- 文化財に対する擁壁の問題
- 地盤の地耐力やみず道の問題
- コストコントールの問題
これらをクリアしない限りは、そもそも家を建てる事は出来ません。
逗子や葉山での家づくりで、難所を経験しているからこそ普通に挑んでしまうのですが。
実は分譲をする際に建売住宅が、こちらの区画の一つにありました。
様々な条件を売主から依頼された、某ハウスメーカーの建築士は。
この条件で、どうやって建てれば良いのか教えて欲しい。
そんな連絡を私のところに売主から頂くほど、普通のハウスメーカーや工務店では難しい申請作業です。
普通の分譲地ばかりをやっていれば、この様な意見を言われるのは分かる様な気がします。
結局のところ、これらの問題をどうするかと言えば。
逗子の現状が分かってないと、どうにもこうにも建てられないのです。
この様な擁壁がある場合、その擁壁の安全性を立証する必要があります。
ただし通常の造成工事の様に、擁壁をL型に組んだら。
確実に上物を建てる場合は、地盤改良工事が発生してしまいます。
擁壁の様に固い部分。
地面だけの耐力のある部分。
比較をすれば当然硬さが違いますので、すでに調査前から改良判定になるのが分かってしまうのです。
逗子でも葉山でも同じ事なのですが。
まずは念頭に思うのが、施主が買える価格にすると言う問題があります。
少しでも物件価格に反映させない為にも、売主側ではコストを低くするための造成方法を取ります。
そしていざ申請の際に困るのが、上物を設計する建築設計事務所の人たちです。
自分で擁壁を造ってないから、安全性を立証しろ言われても分からないとしか言えない。
ただし意見書のコメントに対しては。
擁壁事態に厚みもあるし、クラック自体も無い。
内部の鉄筋からサビが表面に流れ出ている訳でも無いから問題無いと思う。
そもそも買った時からある擁壁だから、今更質問されても私も困る。
この様に記載をする事で、建築確認申請を降ろした経緯があります。
このレベルの工事だから、この物件価格で購入する事が出来たのです。
これが坪単価で20万円程度のアップになっても良ければ、まともな造成工事をするだけですが。
果たして土地を探している方が、その単価で購入をする事が出来るのかと言う問題もあります。
さらにはもともとの所有者だって、叩かれてしまえば土地を売ってくれる訳ではありません。
まともな査定をしてくれない限り、売ってくれる事は無いでしょう。
売ってもらえる価格を提示し、販売出来る坪単価に設定をする。
これが人気のエリアである、逗子や葉山に家を建てると言う事なんですね。
宅地造成等規制法も分かっておりますし、逗子のまちづくり条例の事も知り尽くしております。
ただ言えるのは、何でもかんでも真面目にやれば良いと言う訳ではない。
どうにもならない場合は、自治体の方からすり抜けて欲しいと言われてしまいますからね。。
と言う事で。
とにかく申請が通って良かったと、ほっと一息をついた一邸です。
逗子や葉山に土地を探している方は柔軟に考えない限りは、物件を買えないと言う事にもなるでしょうね。
2.施主が自ら参加する家づくり
施主が自ら参加をして、家を建てる風潮があるのが逗子や葉山です。
ただしその中でも、中尾建築工房の施主施工のレベルはとてつもなく高いと思います。
大学院生の卒論で、施主が参加する家づくりを調べたデータで。
見事トップの棟数に、ランクインをした工務店だからです。
詳しい内容は下記のリンクをご覧になってみてください。
施主が自ら参加をするケースもありますし。
もちろんですが、何もせずに全てお任せの方も居らっしゃいます。
こちらのクライアント様は、最初から参加をしたい要望を聞いていました。
すでに逗子に住んでましたから、逗子に家を建てると言う事は湿気やカビの対策をするのがマスト。
コストコントールもありますが、何より湿気やカビに困らない家を建てるしかないのです。
だからこそ。
- 壁塗りをやりたい
- 自分で内装の塗装をしたい
- 可愛いタイルも貼ってみたい
- ウッドデッキを造りたい
- 薪ストーブだって選びたい
- 建具も造作で造りたい
施主が自ら家づくりに参加するのは、中尾建築工房の場合は肯定しています。
大きな理由は生活が始まった後のメンテナンスを、ちょっとした事なら自分で出来る様になってしまうのです。
だからこそ施主が自ら参加する家づくりを、応援させて頂く事になりました。
いっぱいあるんだよな、これがまた(笑)
3.予算もあるが要望だって当然ある
これは誰しもが共通している事なのですが、予算と言うのは大事だと思います。
でも要望だって、もちろん大事だと思うのです。
それをどうバランスを取っていくのか。
- オーダーキッチン諦めない
- 階上のハーフユニットの青森ヒバ風呂も諦めない
- 造作の洗面台も諦めない
本人だけは結構諦めたと言うのですが、なんだかんだ言って諦めてません(笑)
地鎮祭記事をご覧になった方は、お分かりになるかと思うのですが。
最初の要望があまりにも、大き過ぎただけの話なんですよね(笑)
実は誰しも、自分の要望なんてほとんど無いと仰られています。
要望の無い方が、そもそも注文住宅を建てる訳が無いのです。
この家はすでに竣工をしてますから、お引渡しも終わっています。
充分過ぎる家になったと、ちゃんと思って頂けた様で何よりです。
私の経験では、この様な現象を何度も目の当たりにして来ました。
だからこそ私が最初に、御相談者の方に聞かれて困る事があるのです。
御社はいくらで家が建ちますか?
だから私も正直に言います。
ではどの様な家を、お建てになろうと思ってらっしゃいますか?
いろんな方が居らっしゃるので、一概には言えないんですけど・・・
こんな会話になります。
ですからこれから家を建てる方は、絶対に覚えておいて頂きたい事があります。
あまり自分の事は、普通だと思わない方がいい
きっと家が完成した後、自分が普通ではない事がはっきりと分かるはずです。。
4.ここまで来るとプロの仕事は流れ作業だが
この上棟を迎える段階になると、プロの仕事としては流れ作業で進んで行きます。
ただし逗子に建てた思い通りの家では、施主が自ら施工に参加をすると言う作業があります。
その中でも、最も難しい作業があります。
木製の建具を、施主が自ら造ると言う事です。
実はこちらのご主人はデザインを注視している方なので、これじゃないと嫌だと言うタイプの方になります。
果たしてそれをしっかりと聞き入れながら、木製の建具を造作する事が出来るのだろうか。
そんな問題もあります。
ちょうど同時期に葉山に家を建てた方が居るのですが、そちらの家はブログにアップが完了しています。
葉山の家の方の様に、素直に聞いてくれると良いけどな・・・
何せ中尾建築工房史上始まって依頼の、ものすんごいヒアリングシートを作った方です。
私の野生の勘は果たして吉と出るのか。
それとも挫折になってしまうのか。
今後も継続して、ブログチェックをして頂ければ幸いです。
面白そうだなと思われた方は、こちらのブログ一覧をブックマークに保存してください。
割と頻繁に更新がありますので、進行状況が分かるかと思います。
5.まとめ
こだわりの強い方が集まる中尾建築工房ですが。
いや、自分たちの事を普通と思って、普通では無い方と言った方が正解ですよね(笑)
土地探しからお手伝いを始めて、ようやく上棟まで辿り着く事が出来ました!
思い通りの家ご家族の皆さん、ご両親の皆様。
上棟おめでとうございましたー☆
あとは大工のスキルを、しっかりと伝授するのが問題だな・・・