坪単価はお幾らですか?依頼先選ぶあるあるーPartII
さて前回では、土地によっては様々な工事費用が掛かると説明をさせて頂きました。
完成宅地と呼ばれる、整備された土地であれば良いのですが。
既存宅地と呼ばれる、整備がなされていない土地の場合は。
もろもろの問題が出て来る事もしばしば。
今回は、坪単価はお幾らですか?依頼先選ぶあるあるーPartIImと言う事で。
給排水の設備が無い土地。
これを購入した場合を、事例でアップしたいと思います。
給排水と言えば、人が生きていく上で絶対に必要な設備です。
水が出ないと困りますし、排水がなければトイレにだって行けません。
この場合、前面道路に給排水の本管があれば。
道路のアスファルトを一部カットして、本管と接続をする工事を行ったりします。
比較的安価に収まりやすい給排水取り出し工事だと。
ここは横浜市金沢区の家を建てた際の現場。
この様に、アスファルトはちょこっとだけカットして。
すぐ目の前に給水本管、排水本管があるのであれば。
接続工事とアスファルトの復旧を含めて、70〜80万円程度で引き込めたりします。
アスファルトの復旧範囲については、それぞれ自治体により取り決めがありますので。
それにより、コストは変わったりするんですけどね。
そしてもっと高額になりやすいのは。
敷地の目の前に、本管が引き込まれていないとか。
もしくは排水の本管が深過ぎて、5mも掘ったりするとか。
稀ではあるものの、実際にその様な現場はございます。
こちらは横須賀市に建てた家の現場です。
画像から見て、すぐ右側が家を建ててる現場になります。
本管は目の前にあるけど、深過ぎる。
であれば、近くのマンホールに接続をするか。
と考える訳なのですが、画像のダンプカーの先にマンホールがありました。
ざっくり、20m以上は配管を延長する事になります。
この様にとっても遠いマンホールまで、排水を接続しなければならないケースで。
給水も、結構遠いところにある場合。
その工事費用は、ざっと200万円を超えるケースもあったりします。
この他にも山の高台にある既存宅地を購入して、その傾斜がきつい立地の場合は。
排水の流れは良いとしても、水道の本管の圧力が足らない立地もあります。
この場合、しっかりと上水道を出せる様に給水のポンプを入れる場合もございます。
ポンプは機器にもよるから、お値段はピンキリ。
と言う事で、坪単価はお幾らですか?依頼先選ぶあるあるーPartII
この様に坪単価だけで計算すると、後で余計な出費が出てしまいますよー
と言う事になりますので。
土地を買われる場合は、きちんとプロの目で見てもらってから。
契約印を押すのがよろしいかと思います。