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三浦市に建てたオーナー様からのアフターメンテナンス依頼

 
  2018/12/24
三浦市に建てたオーナー様からのアフターメンテナンス依頼
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ちなみに中尾建築工房で建てた家のメンテナンスではありません(笑)
中尾建築工房で建てた新築の注文住宅のお隣に、ご実家があるんです。
そのご実家は某ハウスメーカー様(たしかハウスだかハイムだった様な気が。。)にて新築し、そして某ハウスメーカー様にてリフォームをしていらっしゃいます。
今回は、そのご実家のメンテナンスに呼ばれました。
要件的には、なんでも引き戸が開かない。。との事。
私のお休みの際にご連絡を頂いていた様ですんで、休み明けの本日に対応となりました。
本来であれば、依頼したハウスメーカー様に連絡をする所ですが、なぜかご実家からのご指名を頂きまして『だったら、俺行くか!』と言う事でさっそく行って来たと言う訳です。
まずは開かない建具を見てみると、どうやら引き戸の様ですね。
ぱっと見て、ある程度の要因が分かりましたので、建具を外してみました。
miurashi-tategu-chousei-s.jpg


これ、建具の下側部分の画像になるのですが、戸車の取り付けもアバウトですし、昔の金物を使っておりますので、戸車の高さを調整する事も出来ません。
最初は『戸車を調整すれば直るだろ〜』なんて思っていた私の思惑が、金物自体の古さで敢え無く却下•••
で、なんでここまで建具の下側が擦っているかって言うと、建具枠と建具にネジれが出てしまっているんです。
建具枠は建物に固定されていて、建具はその枠の中に収まるのですが、普通はこのネジれが無いものです。
無垢の扉であればいざ知らず、一般的な建材の建具でここまでネジれるのはなかなかレア。。
多分、ユニット工法だと思われる家ですから、壁位置に問題があるのかもしれません。
でも、そんな事を今更言ってみても、ご実家の方々は困ってしまう事でしょう。
なにしろ建具が開いてくれないのが、住まう方にとってストレスになっていますので、よけないな能書きを垂れずに出来る限りの調整を行います!
miurashi-tategu-chousei-s2.jpg
この画像を見ると、まっすぐな線と戸車の曲がりを比較して見る事が出来ると思うのですが、どうも建具側に戸車がめり込んでしまっている事が分かります。
建具側に戸車がめり込むと言う事は、戸車とレールの接する部分に高さが取れなくなるんです。
それでこういった症状が出てしまっていると言う訳ですね。
ではこの対処はどうするかっていうと。。
miurashi-tategu-chousei-s3.jpg
様はめり込んでしまっているなら、さかさまになる様に出してしまえ!と言う事で、手持ち道具を使って逆になる様に曲げました。
でもこれ、私は感覚で行けますけど。。
普通は職人さんでも、こういったアナログ調整は嫌がるでしょうね。。
だってダメだったら、もう一回外して再度曲げてって事を何度も何度もやる事になりますから。

この辺りの嗅覚は、野生の勘と言いますか、研ぎすまされておりますので、一発で調整OK!
建具もキレイに拭き取って、全ての埃を取り除いた後、お母さんに確認して頂きました。
今回の様な建具の場合は、使う側と造る側とで、言い分が違うかと思います。
でも今回は明らかに施工側に落ち度があるため、建具に支障がありました。
ネジれだけでもなく、戸車の取り付けもひどかった。
さらには。。
miurashi-tategu-chousei-s4.jpg
元々こちらのお宅はユニット工法だと思います。
なので床や天井、建具のレベルは同じはず。
ところがご実家は、レベルがどうもおかしいんです。
ぱっと見で天井と枠の鴨居を比較してみるだけでも2部5厘っくらい(7〜8㎜)左側が落ちてます。
きちんとスケールで計った訳じゃないけど、目は確かな方なので数値は確かだと思います。
なので建具を仕舞う最後の方だけ鴨居とちょこっとだけ擦ってしまいますが、あえて今回は削りませんでした。
洗面室とキッチンをつなぐ建具ですんで、風呂上がりの湿気にも影響を受けたりします。
建具もレールがかなり損傷を受けていましたので、ある程度ストッパー的役割をしてもらった方が良いと判断しました。
しかし大手でリフォームをすれば、絶対だと言う認識の元、施工を依頼されているのにも関わらず、この仕上がりは。。
ちょっとよろしいモノとは言えませんねぇ。。
まぁ、今回は私がちょっと行く事で直ったから良いのですが、うちの棟梁達がこんなお粗末な仕事をしたら、私の逆鱗に触れるのは間違い無いでしょう。
と言う事でヤシの木さん!
ご実家の建具調整完了しました〜☆
もちろん費用はなんにも交換もしてないし、ある意味で秒早作業でしたのでプライスレス!
むしろ手荷物でお茶缶を頂き過ぎちゃいました•••

詳しい内容はお母さんに説明してあります。
なのでお母さんから聞いてくださいね。
にしても。。
これは。。なに??!
miurashi-tategu-chousei-s5.jpg
たしかここはデッキを造るって言っていたはずなのに、大量の鉢が。。
お母さんに説明は伺いましたし、ヤシの木一家が緑が好きなのは良く知ってます。。
でもね。。
ここまでは要らないと思うんですよねぇ。。

でも、どうしてもここに置きたいって事であれば。。
出来ればもう少し、家から離して頂いた方が良いかと思いますよー!!


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