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葉山町堀内|最終一区画での土地探し

 
  2018/12/30
葉山町堀内|最終一区画での土地探し
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ちょっと緊急性が求められるかもしれないので、朝一番でブログを更新したいかなと。
自然があふれる葉山に新築の注文住宅を建てたい。
家を建てるためには土地が必要ですから、まずは土地を探される作業から始まります。
葉山の中でも葉山町堀内の土地と言えば、最近はやけに球数が少ないと思われる地域。
物件自体はあれど、買いやすい価格帯の土地が無いんですよね。
そんな中、全体で5区画分譲の土地がありまして、その敷地の申し込みをしたいと言われる方が居らっしゃいました。
土地探しをされている方には、土地の良し悪しをはっきりとお伝えするのが私の方針。
私もどちらかと言えば隠し事出来るタイプじゃないし、後々になってから『先に教えてくれてれば良かったのにぃ。。』って言われるにも嫌なのでね。
で、今回のこの土地、隣接しているモノの中に、こ〜んな部分がございます。
hayamamachi-horiuchi-saishuu-ikkukaku.jpg
そうです、川が敷地の近くにあったりするんですね。
これ、感覚的にお分かりになられる方も居れば、まったく気にしないって方が居らっしゃるかと思うんです。
この川がある事によって、デメリットがあったりします。
湿気と水ですね。
この場所だと一年の半分までとは言いませんが、しょっちゅう蚊と仲良くなれる場所になりますよね。
でも、蚊と仲良く慣れるのはまだマシな問題でして、湿気と水に大きな問題があります。
私がこの敷地の状態を見る限り、水捌けが悪い事が分かります。


hayamamachi-horiuchi-saishuu-ikkukaku2.jpg
他の部分は見受けられませんでしたけど、分譲地の一部だけが、土が乾いてない部分がありました。
大雨が降ったりしたならいざ知らず、この三日間は私がバイクで移動出来る位の快晴でしたので、天気は晴れ間ばかりです。
それでもここだけが何故か湿気っている状態。
これ、おそらくですけど桜山から流れてきている水と、川から湧いている水のどちらかがオーバーフローしている状態かと思うんです。
もっと言えば、土地を造る際にもおそらく水が湧いて来て、砕石をガッツリ入れて転圧したりする工事をしたはずだと思います。
だからまだこの程度で済んでいるのかもしれない。
けれども、仮に大雨がずっと続いたとしてみましょう。
晴れの日でこんな状態。
そして分譲5宅地の工事が全て終わったとするでしょ・・
ここに家が建てば、それこそ各敷地の建築物も隣棟間隔もさほどありませんから、日当たりも悪くなります。
そして風の抜け方も悪くなりますから、地面からの湿気がかなり出るのは避けられない。
つまり葉山の中でも、結構大盛な湿気と共存する事になる事が予測されます。
そして土地の表面まで、水が湧いてきそうな状態ですから、地盤の耐力も期待は出来ないでしょう。
となれば地盤改良工事もセットになる訳ですが、リーズナブルな地盤改良工事ではなく、比較的高額になりやすい地盤改良工事が必要になって来る事が分かります。
なぜならリーズナブルな地盤改良工事は、水が湧いてきそうな敷地には向いてません。
どちらかと言えば高額になりやすい鋼管杭工法の地盤改良工事が適しています。
って事は、予算的に余裕があるなら結構ですけど、最初から地盤改良工事は高めになると思われた方が良いかと思うんですね。
で、敷地の周辺を眺めながら『まだ他にも問題あるかな〜』と周辺を歩いていると。。
hayamamachi-horiuchi-saishuu-ikkukaku3.jpg
今回、販売されている土地は赤い文字の書いてある部分。
そして見た事のある車が止まっているではありませんか。
hayamamachi-horiuchi-saishuu-ikkukaku4.jpg
中尾建築工房の左官屋さんで、畠山親方でございます(笑)
隣地の左官工事もたまたまやっているらしく、シルバーウィークにも関わらず仕事をしてました。
そこでの会話はこんな感じ

『畠山さんさ〜、今日はシルバーウィークだから、畠山さんの為のウィークだよ』
親方
『社長んとこの現場が多いから、こっちの仕事少なくしてるんだけど、ここだけはやってくれって頼まれちゃったんだよ・・』

『孫四人をこれから育てるんだべ?!だったら頑張らないとね!』
親方『・・・』
孫四人を育てる?
そんな疑問を持った方はこちらのリンクへ

『そう言えば、ここの施工会社の監督さんに連絡取れない?
建てている建物の地盤改良工事をやってるはずなんだけど、工事の工法と深さを知りたいんだけど!』
親方
『だったら今電話するよ。
あのさ〜、俺の世話になってる工務店の人が来てんだけど、この現場って地盤改良工事やったの?
鋼管杭工事か〜、深さは?あ〜そっか分からないんだぁ。。』
どうやら出先だったらしく、杭の深さまでは分からなかったみたいですが、やはり予測した通りの状況なのは分かりました。
はい、ここでこの土地について、整理をしたいと思います。
桜山から流れてくる水、川から流れてくる水で、地面がオーバーフローするかもしれない。
分譲5宅地の工事が全て終わって、土地の日当たりも悪くなり、風の抜け方も悪くなるから地面からの湿気がかなり出るのは避けられない。
と言う事は葉山の中でも、結構大盛な湿気と共存する事になる事が予測出来る。
浸水地域でもあり、地盤改良工事も必須である。
分譲5宅地の全てが鋼管杭をボコボコ打ち込む訳ですから、今まで川に流れていた水は、一体どこに逃げるかと言えば。。
私が大工として現場作業をしてた頃からの経験値から察するに、なんとなーく水は地面に湧くしか逃げ道が無いのではないかなって思います。
土地のどこかに透水管を入れているかもしれないけど、改良工事の鋼管杭に当たったりすれば意味を成しませんからね・・
と言う事で葉山町堀内の最終一区画での土地探し。
最後の一つだから、どちらかと言えば買主側の方が不利な状態です。
いつ一番手の方が居てもおかしくない状況でもあります。
地盤も確実に悪い場所で、湿気も多めにある場所。
それでも本当にこの土地を買いますか?
それともこの説明を聞いて買うのは止めにしてみますか?
決めるのは、大切なご資金を動かす御自身の判断になりますね。


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

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