三浦市に自然素材の注文住宅を建てる|友人つながりで工務店を選んだ理由とは?
中尾建築工房で自然素材の注文住宅を建てる方の中には、友達からのご紹介であったり。
もしくは同じ職業つながりでの出会いが割と多い気がします。
今回は葉山に家を建てた方のお友達が、三浦市に家を建てるために中尾建築工房に訪れました。
さて、どの様な家作りになるのでしょうか?
1.土地探しからのお手伝いを
三浦市に家を建てると決めた御夫婦は、元々は葉山に住んでおりました。
葉山に家を建てられれば、それはそれで良いのだろうけど。
御夫婦が希望している大きな庭やそれなりの大きさの家と言う要望が、今の葉山では現実的ではない。
それなら同じ様に緩い空気の三浦市を探して、良さそうな土地があれば決めてみたい。
そんな話の流れから、家造りのお手伝いが始まりました。
いくつかの不動産物件を巡ってみて、三浦市の中では希少な駅近い物件を検討する事に。
不動産物件を見て回る際、新築の依頼をする設計事務所や工務店も、共に見て回ることをお勧めしています。
その理由は下記の通りです。
- 資金計画の確認
- 望み通りの家が建つかの確認
- 余計な費用が出る土地であるかの確認
- 古い家があり、解体他工事をする必要があるかの確認
誰もが自分達の資金計画を守って、家づくりを進めたい訳です。
ですが土地があまりにも高額になってしまうと、建物に回せる資金が不足してしまいます。
事前に資金計画内で、土地と建物のバランスが取れている事を確認する事が必要です。
ですから土地探しの際には、必ず依頼をする建築設計事務所なり工務店に見て回ってもらう必要があります。
資金面で予算に収まる事が分かっていたとしても、そもそも建築基準法の全てを施主が理解するのは不可能に近いです。
その為、設計を依頼する建築設計事務所であったり、施工を行う工務店が施主の要望を把握しておく必要があります。
建築基準法のみではなく、自治体の取り決めであったり、地区計画であったり。
これらをしっかりと確認した上でないと、望み通りの家が建たない可能性があります。
ですから土地探しの際には、必ず依頼をする建築設計事務所なり工務店に見て回ってもらう必要があります。
これは人気のある地域の物件には多い事なのですが、全ての不動産物件がすぐに建てられる訳ではありません。
どの様な例があるでしょうか?
- 古い測量図があっても境界が無い。
- インフラが整備されていない
- 道路よりも土地が下がっている場合
- 土地を支える土留が崩壊している場合
- 隣の土地を支える土留が崩壊している場合
- 土留の高さが高い割に検査済証が無い土地の場合
この様な問題がある訳ですが、どれも買主にとってはデメリットが多くなります。
古家が立っていれば、新たに家を建てるためには家の解体工事が必要です。
それに伴い建物を無くしたら、滅失の登記を行う必要があります。
建築確認申請は確認済み証が降りれば、更地にしてから家を建てる事が出来ます。
家が完成すれば完了検査を合格する事で、確認申請の書類は問題ありません。
ですが登記上での問題として、表題登記や保存登記を行う必要があります。
建物の滅失登記をしていない場合、そこには二重に建物が建つ事になってしまう為、表題登記の受付をしてもらえません。
また家が古い場合は、インフラや土留も崩壊している場合もあります。
新しい分譲地に比べて古い家の解体を行う必要がある場合、そういった付帯工事の必要を確認する事も大切です。
土地を売るプロは不動産会社の方ですが、売るプロの中には全ての方が細かい説明をしてくれる訳ではありません。
仲介をする不動産会社も、全ての建築基準法を理解している訳ではありません。
ですから土地探しの際には、必ず依頼をする建築設計事務所なり、工務店に見て回ってもらう必要があります。
中には敷地の前面に私道はあるけど、使用する権利を持たない私道と言う場合もあります。
このケースは確認申請は下ろす事は可能なのですが、実際に工事が始まったとして。
人の私道を勝手に使うな!
こんなクレームが入った瞬間、一発アウトになります。
私道の承諾書が取れれば問題無いですが、実際には承諾が取れないからこその問題の土地です。
これらの土地は売り価格がとても安いので、皆さん飛びつきやすい物件でも売られています。
ですからこれを気に、しっかりと学びたくなる気持ちは分かります。
ですが信頼の出来る建築設計事務所なり、工務店が居れば丸投げで大丈夫です。
特に土地のメリット、もしくはデメリットをきちんとお伝えしてくれるプロがお勧めです。
そして複数の物件を見るも、ピンと来た土地は最初の一つだけでした。
この土地のメリットは旗竿地ではあるものの、竿の部分が長くて、竿部分に複数台の車が止められる事にありました。
またその竿地の先には、広くてゆったりとした旗地があります。
お庭も広く取れますし、ウッドデッキだってそれなりの大きさが作れます。
このあたりのメリット自体は、買主であるクライアント様でも理解が出来ました。
そして私の方では、デメリットを説明する事に。
この物件は大きな空き地を、宅地造成工事をしている物件では無いです。
この大きな空き地を一気に分譲すれば、宅地造成工事が必要です。
ですがそれを宅地造成をしないで済む様な、土地の販売をずらして行う手法で販売されています。
ぱっと見る分には擁壁も有りますから、造成工事が行われている様に見えるでしょう。
宅地造成工事をしていれば、自分の敷地内に壁下排水を設ける必要が有ります。
また壁下排水や擁壁が機能しない場合に、メンテナンスが出来る通路となるスペースが必要です。
それらが無いので大雨が降れば、擁壁で支えている地面に浸透した雨は、全て隣の土地に流れる事になります。
これはお互い様になりますし、壁下排水や通路が無い分だけ、敷地自体は広く使えています。
つまり大雨が降る様になった時だけ、問題があるかもしれないですよ。
とお伝えしたところ。
どこのお宅でも同じ様に建ててるなら、お互い様なら仕方がないですね!
それなら申込と言う事で、土地の契約は相成りました。
三浦市は旧宅造法から、盛土規制法に令和7年に変更
旧宅造法は三浦市は規制区域になっていなかったため、旧宅造法に於ける宅地造成工事が必要な場合であっても宅地造成の許可は不要であった事から、当時は宅地造成工事をしない方法で工事が行われていました。
現在は盛り土規制法になっている為、宅地造成工事の許可が必要となりました。
2.設計作業が開始
設計の作業を担当する事になったのは、実はこの記事のライターである私本人。
中尾建築工房の中尾になります。
中尾建築工房はこれまでで注文住宅一本で、これまで様々な家々を建てて来ました。
ですから大抵の場合は慌てる事も無く、どんなクライアント様にも対応が出来ます。
ですがその中でも、こちらのOBオーナー様からのご紹介になります。
海が見えない場所でも海が見える家を建てたい!葉山に建てたオーダーキッチンが嬉しい自然素材の注文住宅の施工事例をご紹介します
ご紹介者である、この葉山のお宅はOBオーナー様の中でも、かなりの苦戦を強いられた経験があります。
ですからそんなに簡単にプランが進むと言う訳ではないだろうな。。
という思いと共に、淡々と設計作業を進める私を尻目に。
窓は繋げる事は出来ないんですか?
四角にこだわりたいので、窓も同じ大きさを繋げてやりたいんですけど。
室内窓を入れたいんですけど、デコマドのこのサイズのこの格子状で入れて欲しいです。
トイレや洗面所のシート床と無垢材のフローリングの間に、商品指定でこの見切りを入れたいんです。
ネット建材ショップのtoolboxさんで、アイアンや洗面台を取り入れたんですけど!
この他、もろもろと要望はありました。
中尾建築工房の家づくりと言うのは、基本的に予算はさておき要望を把握させて頂いています。
要望の詰まった家の価格、自分達の守りたい予算には100人中100人が必ず開きがあります。
その開きがどの程度になるのか、話を聞いてみない事には分かりません。
さらに男性と女性とでは、要望が一緒の場合もあれば、個々でこだわりが違う部分もございます。
今回は土間のある玄関。
そして広めの1Fリビングに、2Fの洗濯機置き場と洗濯干しスペース。
吹き抜けのあるリビング。
これらはご夫婦共通の要望ではあるものの、ご主人様の方ではある趣味でこだわりたいポイントがありました。
それは男の浪漫とも言える、バイクのガレージでした。
こだわりのバイクを持たれている方であれば、バイクのガレージはどうしても欲しいツールになります。
それが家と併設していれば、家の中からバイクを眺める事も出来ますし。
雨風の日だってバイクを触って、メンテナンスを行う事も可能です。
私も同じ様にオールドバイクを所有している身ですから、理想のガレージのイメージは簡単に頭の中に立ち上がります。
ですがビルトインガレージを家の中に併設するには、ありとあらゆるコストが掛かってしまいます。
さてご夫婦のこだわりはどの方向に進むのでしょうか?
3.見積もり打ち合わせを行うも
ある程度の間取りと仕様が固まり、設備も決まっていきました。
これらが確定すると、実行する為の概算では無い確定の見積もり書が提出出来ます。
前項にあった様に、守りたい予算は必ず超えます。
どこかを削減して行かない事には、現実的な家が建つ事はありません。
また、誰もが何度も家を建てられる訳ではありません。
過去にバブルを経験している方でも多くて3回。
過去30年以上の不況の中で働いてる世代であれば、建てられるだけでもミラクル。
建てられても、今回が最後の家になると予測出来ます。
ですからどうしても力が必要以上に入り過ぎてしまう事もありますし、実はそのこだわりが無くても特に不便が無かったりもします。
でも、せっかくだから。。
と言う日本人独特の、せっかくだからと言う気持ちがありますので。
まずはそのせっかくだからの気持ちを吐き出して頂く。
その上で見積書で出て来る費用を見て、本当にこのこだわりが必要だろうか。
もしくはここまで掛かるなら、実際には必要無いのだろうか。
そんな見極めを行なってもらうのが、中尾建築工房の推奨している家づくりの進め方です。
それを経験して行くからこそ、満足度の高い家づくりになる様です。
そしてプランの段階でビルトインは避けており、庭の一部にガレージを出来る様に基礎工事のみ行う形で進んでおりました。
ありとあらゆる部分を削除し、紹介者の方が建てた時は消費税も5%。
けれども現在は消費税も10%。
何故にここまで税金が高くなっているのか、意味不明の中でさらに削減を進めて行きます。
当然ですが必須だったバイクガレージの基礎工事は無くなり、いつかは広いウッドデッキを作りたい。
その下には草木が生えて来ない様に、ノーメンテナンスになる土間コンクリートを打設する形になりました。
少し隣地との高低差のある立地ではありましたが、フェンスなどは取り付けしない。
後回しに出来るモノは極力後回しにして、今施工をおこなっておいた方がコストダウンになる。
そんな工事は、今施工を一緒にした方が良いとの形になりました。
そして中尾建築工房と言えば、注文住宅の中でも自然素材を扱う専門店になります。
三浦半島独特の湿気やカビとは無縁で、快適に暮らせる自然素材の家になります。
その機能の中でもかなりの部分を占めているのが、ヨーロッパの漆喰があります。
左官職人さんに塗って貰えば、とても綺麗に仕上げてくれます。
ですがその分の職人さんの人件費は、当然掛かってしまいます。
ではその人件費分を浮かせられれば、その分だけ他に予算を回せたり。
総予算を減らす為には、かなりの効果があります。
それだけに中尾建築工房では、かなり人気の高いコストダウン方法として、施主自ら漆喰を塗る施主施工と言う必殺技があります。
残すべきところは残して、省ける部分は省く。
吟味された結果、男の浪漫は当面の間消え去り。
奥様の要望はほぼほぼ残して、ようやく着工出来る状態になりました。
4.引き渡しを行わせて頂きました
引き渡しの当日は、ある程度は漆喰塗りが終わっていてるものの、若干の塗り残しはあっても引き渡しをする事にしました。
塗りきれなかった漆喰は、住みながらでも塗れると言えば塗れるモノです。
玄関はご覧の通り、奥行きのあるゆったりとした土間が出来上がりました。
土間とリビングには出入り用のドアと、デコマドが連続して並んでいます。
土間には趣味のキャンプのツールが置かれて、デコマドから眺めるのがお好きなのだとか。
玄関部分は2Fの床を乗せる事で、そのまま庇がわりになります。
昨今ではAmazonなどで購入した置き配なんかも、だいぶ主流になりました。
むしろ置き配の選択肢が無いのも、考えにくいくらいです。
その様な買い物をされる方にとっては、オーバーハングの玄関はお勧めです。
ガラス入りのドアの向こうには、造作の階段が見えています。
左側の45センチ程度の隙間には、当初は造作で四角いマスめの棚を入れる予定でしたが。
既製品に比べて造作工事はお高くになります。
ですからコストダウンを目的とした、後から同じ様な寸法で棚が入れられる様になっています。
外部には24時間換気や、換気扇や給気口が複数取り付けられています。
なるべく目立って欲しくは無いですし、違和感なく目立たせたくは無い気持ちがありますので、敢えて塗り壁の仕上げ材を使ってガン吹き仕上げとしています。
全ての養生が剥がれているところを初めて見ているご夫婦。
2Fの天井が塗り切れて無いですが、住みながらでの作業で仕上げて頂きたいと思います。
4面化粧となる杉の柱も、杉無垢フローリングと同じく岩手県産材。
こちらの杉無垢フローリングは、中尾建築工房のオリジナルフローリングになります。
柱とフローリングで杉の色味が合いますので、とても柔らかい感じの仕上がりになりました。
壁塗りはもちろん施主施工で行いましたが、キッチンのタイル貼りも施主施工です。
施主施工を行うとちょっとしたメンテナンスの時に、とっても良い効果があります。
自分で塗っているので、仮にエアコンの暖房が強すぎて壁や天井の漆喰にクラックが発生したとしても。
実際にはご自身で塗っているので、漆喰をまた埋めれば良いだけです。
その為にも上記リンクの様に、補修方法も記事として保存しています。
中尾建築工房ホームページ内の検索バーで「漆喰 補修」と検索すればやり方は出て来ます。
そうすればプロの私たちに依頼をせずとも、ご自身で簡単に補修が出来ます。
ウッドデッキでもタイル張りでも、経験すればメンテも出来る利点があるのが施主施工の良いところですね。
1Fトイレはこの様に仕上がっているのですが、ここにもこだわりがありました。
ここにそんなこだわりがあっても、あっても無くても良さそうですが。
奥様の目力に押されてしまったので、入れておく事にしました。
大きな吹き抜けの上には、シーリングファンがあります。
これは単に見た目だけで入れてあるのではなく、実際に室内の空気を攪拌する事だったり。
夏は上から下方向に空気を攪拌する。
冬は下から上方向に空気を攪拌して、壁を伝わって確認した空気を回す効果があります。
2Fの洗濯物干し室には、洗濯機置き場とちょっとした手洗い場所。
そしてたくさんの洗濯物が干せる、天井吊りタイプのアイアンハンガーパイプが並列しています。
ついでにいうと洗濯物干し室の窓も、上げ下げ窓を連窓にして組んでいます。
これを見る限り、洗濯パン以外のツールは全てToolboxの商品群です。
まるでToolboxさんの、洗濯物干し室モデルハウスと言っても良いでしょう。
これだけあればかなりのボリュームの洗濯物が室内で干せる事になります。
ちなみに2Fの室内物干しで、天井や壁が調湿性能の高い漆喰、さらに大きな吹き抜け。
この条件が揃いますと、室内干しの効果が最大限高まりまして、いつもカラッとした衣類を保つ事が可能になります。
そして洗面所には同じくToolboxの洗面化粧台があります。
2Fの洗濯物干し室がありますから、洗面室には洗面室の機能だけで済みます。
その為、シンプルな洗面化粧台だけで済みます。
と言う事で無事に引き渡しを迎える事が出来た三浦の家。
2026年現在は芝もしっかりと根を張り、気持ちの良さそうな庭になっています。
引き渡し時にも喜んで頂けましたし、以降もなにかとご相談を頂いて出向く事がありますが、不便というのは無さそうです。
ところが家を建てた後に、一番私が驚いた奥様の一言が言葉がありました。
私がなんで、中尾建築工房で家を建てたかったのか分かりますか?
なんだかとっても、面白い工務店さんなんだなーって思って私も一緒に釣りをしたいと思ったんです!
こちらのイベントは横須賀市秋谷に家を建てたOBオーナー様宅で開催されたマグロパーティーです。
この他にもOBオーナー様は、横須賀市長沢に建てた方や、逗子に家を建てた方、葉山に家を建てた方などなど。
複数のOBオーナー様と、そのお友だちも集まってのパーティーです。
そのお友だちの中に、こちらのオーナー様が含まれておりました。
ですから家を建てて落ち着いてからは。
毎年一回、キハダマグロが美味しくなる時期に、私のプライベートタイムでキハダマグロ釣りをお教えしている次第です。
なんだかな。。
工務店の仕事と釣りを教えるって言うのは、ぜんぜん違う問題だと思うんだけど。。
まぁ、いっか(笑)
と言う事で、私の所有する高級ロッドと高級電動リールをお貸ししまして。
これまで2回ほど、釣行をさせて頂いております。
そして2回目には、かなりのビックヒットもありました。
今年もどうやら行く様な話を聞いていますから、もしかしたらキハダマグロを釣り上げてしまうのかもしれませんね。
5.まとめ
引き渡しの際には終わっていなかった、ウォークインクローゼット。
今はもう、終わっていると良いですね。
と言う事で2023年2月25日に引き渡しを行わせて頂きました、三浦市に自然素材の注文住宅を建てる|友人つながりで工務店を選んだ理由とは?
似た様なこだわりを持つ方から、違うこだわりを持つ方まで含めて。
ご紹介を頂く事はとってもありがたい事なのですが。
建築設計事務所や工務店としては、なかなか手強いクライアント様をお相手している様な気がしてならないのは。。
もしかしたら、私だけが思う事なのでしょうか?
竣工おめでとうございますー(笑)
















